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NIKON 所有ミラーレス一眼・一眼レフ /2024.12.13
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NIKON Z50
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ニコンAPSCミラーレスカメラ
新画像処理エンジン搭載!!:NIKON Z50II

移 動: NIKON Z50II実機を他のZと比較 5年ぶりのII型 上位機種に接近 旧機種との比較 正面比較 背面比較 上面比較 上面比較 左側面比較 内蔵フラッシュ側面比較 レンズキット他 他のZシリーズ

リンク: 高倍率NIKKOR Z28-400mm ニコン一眼カメラ Nikon Z50レポート フルサイズとの比較 2Z50とZ6IIの外観の違い 背面の操作ボタンの違い 手軽になったUSB充電 Z50のWズームレンズキット 気になるプラマウント Z50でオールドレンズを使う NIKON Z50で初秋の撮影してみた Z50関連記事

     
     

  5年ぶりに発売されるNIKONZ50IIとは      トップへ

Z50IIBody_F
人気爆発中のNIKON Z50II

 ニコンからAPSーCのミラーレスカメラNIKON 50が発売されて早5年が経過しました。初代のZ50は小型軽量で抵抗なく持ち出せるカメラで、表現力も優れています。今やスマホのカメラの性能が良くなっている昨今、さらに上を目指している拡張性のある一眼カメラにも人気がある様です。やはりネックになるのは、サイズと重量です。
 本格装備で出かけるときは別として、散歩の時に気軽に持っていけるカメラは魅力的です。特にこのII型ではアイピースの出っ張りが少なくなったので収納し易くなりました。ミラーレス一眼カメラは拡張性があり、ステップアップしたい方々には魅力的なツールです。

  フラッグシップの画像処理エンジン  トップへ

Expeed7_Z50II
高性能化の要のエンジン

 ここで歳月5年が流れすぎた後に、ただ小型・軽量でよく映るカメラは上位機種の技術が降りて来て、小型のボディーに性能を凝縮しました。
 特に画像処理エンジンがフラッグシップであるZ9に搭載さえている「Expeed7」が入門モデルのZ50IIに搭載されました。ハイスピードフレームキャプチャ+プリキャプチャー機能や、ハイスピードフレームキャプチャー(C15,C30)が利用できる様になりました。
 Z9に搭載されていたExpeed7が使用されていることで処理速度・機能がUPしました。受光素子、バッテリーは大きく変わっていません。ちなみにこれより大きなバッテリーを使用しているのは現状では上位機種になってしまいます。APS-C機のZ50などでは、サイズの制約があるのでバッテリーサイズ・容量はここまでかもしれません。

  動き物の追従性能が飛躍的向上し、消費電力が上がる(他機種との比較掲載)  トップへ

 Z50の時も野鳥撮影には使用していましたが、Z50IIのエリアAFに鳥モード等複数の対象が加わりました。この時点ではまだ発売前なので実機が手元にありませんが、Z9並みの性能であったら、とんでもない高性能のミラーレスカメラが低価格で手に入る事になります。オートフォーカス検出範囲はZ9・Z8を超えるZ6IIIの次の-9~19EVとなっています。※Z50は-4~19 EV
 Z50IIでは消費電力が大きいのか、バッテリー容量が増えたにも関わらず、ファインダーのみ静止画モード撮影で270コマから250コマに低下しています。ちなみにZ6II・IIIが約340・360コマで、Z8が330コマです。Z9はバッテリー容量が大きいため約700コマとなっています。
 動画撮影に関しては、Z50の約75分から60分に減っています。撮影時には予備のバッテリーが必要なケースが出てくるかもしれません。ちなみにZ6II・Z6IIIは約100分、Z8は約85分、Z9のは約170分となっています。

  上位機種との決定的な違い  トップへ

 高額フルサイズ機Z6IIIとの決定的な違いは、ファインダーの解像度が違います。Z50IIは約236万ドットで、Z6II・Z8・Z9が約369万ドット、Z6IIIは約576万ドットとなっていたり、Z50IIではシャッタースピードが1/4000制限があります。
 Z5,6,8のバッテリーがEN-EL15cが使用されています。

 外観:上位機種に近づいたNIKONZ50II      トップへ

Z50IIBody_F

 外観は初期型のZ50に比べて幾分大きく見えます。
ちなみに大きさ・質量は以下の通りです。
Z50 寸法(幅×高さ×奥行き)
約126.5mm×93.5mm×60mm 質量:450g
Z50II 寸法(幅×高さ×奥行き)
約127mm×96.8mm×66.5mm 質量:550g
となっていて、幅が0.5mmのみ増加していますが、それに対して高さが3.3mm、奥行きが6.5mm増えています。そして質量は100g増加しています。
 別の項目で画像比較をしてありますが、これは使いやすさ・性能向上の追求で増加した数値で、結果的にはグリップの高さが拡大し持ち易くなっています。

背面のスイッチ配置
Z50IIBack
NIKON Z50IIの背面

 高さについては、動画撮影の約30分縛りを超え125分に拡大しました。この為の放熱構造と言われています。もう一つはボディ背面上にあるボタン(インターフェイス)を統一する為、Z50での小型への追求で行われた、特殊なボタンの配置を変更しました。これで上位機(Z6III等)種をお持ちの方は、概ね操作に共通性が生まれました。
 大きく変わったのが、液晶モニターの可動のしかたで、初代のZ50はチルト方式だったのですが、動画撮影を主軸にバリアングル方式に変更となりました。サイズや解像度は同じですが、明

NIKON Z50II上面のデザインとサイズ比較
Z50IITop ComperisonZ50_IItopEdge.png
NIKON Z50IIと初代Z50(黄枠)のサイズ比較

 上面を見て大きく変わったのは、左肩に撮影者にも見えるタリーランプ搭載と、型番の表示で、スピーカの右からの移動が行われています。また右肩にはピクチャコントロールボタンが設置されています。
 グリップについては内部のSDカードスロットが、グリップのレンズ側からグリップのボディ側に横方向に置き換わっています。初代と比較すると、グリップ上の3つのボタンの並びがカーブ状から直線に並びを変えています。

フラッシュと左サイドとファインダー部
Z50IIBody_LsideFup
NIKON Z50IIのフラッシュと左サイドとファインダー部

 Z50シリーズはシリーズ唯一のフラッシュ搭載機種で、ガイドナンバーが7と小さめですが、補助光としてとても重宝します。ペンタ部は上位機種と角ばったデザインになり重厚さが増しています。
 ボディ左側にあるインターエイスは、USB端子が他の機種と共通のUSB-Cに統一されました。そして今までなかったワイヤーレリーズ兼用の ヘッドホン端子が追加されました。

  NIKONZ50からZ50IIへグレードアップする方への画像比較      トップへ

Z50_FlashCoverOpen
Zシリーズで唯一フラッシュ搭載のNIKON Z50

 Zシリーズの中で小型最軽量のため、持ち運びに便利です。特にスナップなどには重宝する1台となっています。
 ニコンではZシリースのDX(APS-C)カメラはセンサーが小型なので本体のサイズも比較的小型になっています。Z50IIの発売前の時点のDXZカメラは、このZ50とZfc、Z30の3種類です。Z30は出来るだけ小型にしたため、ファインダーレスとなっています。このうち前者の2台は所有していますが、ファインダーがあるのと、安定するグリップがついているのがこのZ50で超望遠レンズで野鳥撮影をしていました。
 Z50はお気に入りのカメラですが、複数台所有している方には、特に上位機種にとってはこのZ50の背面のボタン配置が特別で2台同時に使用する時は操作をよく間違えていました。その原因は小型化の犠牲として、液晶モニター内に3つのボタンが配置されている事や、画像の+-のボタン位置、iボタン、ゴミ箱ボタン等の配置が独特でした。
もう一つは、充電時にこのカメラはケーブルがmicroB端子のため、裏表がある事とほかのZではUSB-Cが標準のためZ50用のケーブルを用意しなければならない事でした。
 2024年の12月13日には、後継機種のZ50IIが発売されこれらの対策が行われサブカメラとしてもとても使い易くなっている筈です。

  正面からのデザインの違い  トップへ

ComperisonFrontZ50_II
初代のZ50(左)と、Expeed7が搭載され高性能になったZ50II(右)

 初代のZ50は取って付けた様なペンタ部のデザインですが、Z50IIはがどっしりと安定したデザインになっています。
 背面の操作ボタンが増えたのと、左側面のインターフェイスのヘッドホン兼レリーズ端子が一つ増えたので高さが増しています。動画撮影のタリータンプが増設されました。Z50のエンブレムの『Z』のみがダイヤル前に移り、型番は左肩に印字されています。

  Z50IIの背面ボタン配置比較 参考:Z6II,Z6III トップへ

 Z50のほか上位機種をお持ちの方には朗報なのが、背面の操作ボタン配列の変更です。下の画像で比較するとお分かりの通り、Z50ではボタンが7つでZ6IIは11あるのが見えます。差があるのは初代は液晶ディスプレーの右側に3つあるので実質は1つ差です。しかし上位機種と共通配置があるので、その方にとってのサブカメラとしては、かなり使い易いと思われます。

ComperisonBackZ50_II
初代のZ50(左)と、ボタンが正しい位置に配置されたZ50II(右)
ComperisonBackZ6II_Z6III
Z6II(左)と、Z6IIIの比較画像 Z50IIのボタン配置はZ6III・Z8とほぼ同じ

  上面からのデザインの違い  トップへ

Z50II_LeftShoulder
左肩に移ったZ50IIの型番
タリーランプも見えます

 このII型になって、動画の記録時間が約30分から125分に大幅に向上しました。放熱構造の為か厚みや高さが増しています。そのお陰か背面の両肩にスペースが出来、小型故の特殊なボタン配列から解放されました。
 初期型はチルトモニターでII型はバリアングルモニターとなっています。またグリップ内のSDカードの挿入口が背面側に横向きになったお陰で、グリップの形状がスリムに深くなりました。

ComperisonTopZ50_II
初代のZ50(左)と、厚みが増えたたZ50II(右)

  NIKON Z50とZ50IIの左側面比較  トップへ

 右側にはカードスロットがありませんので、形状が幾分変わりました。左側面はスペースが限られている為、兼用のイヤホン/リモートコード端子(MC-DC3)が1つ増えて、厚み・高さとも増しています。ちなみにリモートコードはZ6/Z7などの上位機種用の物(MC-DC2)と端子が違う為、リモートコードを使う方は購入する事になります。
 ファインダーのアイカップは出っ張りが少なくなってバッグからの取り出しが楽になっているとアナウンスされています。しかしファインダーペンタ部のサイズはほとんど同じなので、本体の厚みが増した結果、ボディが背面に張り出した様に見えます。

ComperisonL_SideZ50_II
初代のZ50(左)と、端子が増えカバーが大きくなったZ50II(右)

  内蔵フラッシュ解放比較  トップへ

 このZ50IIで嬉しいことは、Zシリーズ唯一の内蔵フラッシュがあることです。一眼レフ時代では、上位機種のD800やD810まで搭載されていました。しかしカメラのセンサーの性能が上がり暗所に強くなる頃に廃止になっています。所有している一眼レフではD500から無くなっています。しかし撮影条件によっては、補助光があると便利な時があります。こんな時には、邪魔にならない内蔵フラッシュが重宝します。
 初代に比べると筐体のサイズが幾分大きくなっていますが、ボタン配列、端子増設など結果で、放熱効果にとっては必要最小限の大きさの様な気がします。

ComperisonFlashOpZ50_II
初代のZ50(左)と、幾分大きくなったZ50II(右)

  Z50IIレンズキットとDXズームレンズ  トップへ

Z50II_WZLZ50II_WZL

NIKON Z50II
16-50mm
50-250mmKit
NZ14_30_f4
NIKKOR Z50II
Z16-50mm
LendsKit
Z50_DX18_140Kit
Nikon Z50II
18-140VR
レンズキット
NIKON_Z50_Body
Nikon Z50II
一眼カメラ
ボディ単体
ZDX12_28
Nikon
Z DX 12-28mm
f/3.5-5.6 PZ VR

  付録:振り返ってみよう1NIKONZ50      トップへ

Z50WzoomKit210909
小型ミラーレス一眼カメラ
NIKON Z50 Wズームキット
Z50_LOGO
Z50のエンブレム

 Z50は小型化の為に様々な工夫がされています。そのうちの一つがバッテリーで上位機種に使われているEN-EL15より小型のものが使用されています。省スペースのために通常ボディ右側にあるメモリーカードスロットは、バッテリー室のレンズ側の隙間にあります。このバッテリー室のフタのボディ側には防滴仕様はされていません。雨の日の撮影ではカメラを置く時には注意が必要です。また小型化を実現するために背面のスイッチ類も減らしています。ちなみにビディ背面左肩にあった「再生・削除ボタン」は右下に移動しています。背面ボタン配列の違いはこちら
 DX(APS-C)フォーマットは、センサーサイズが24x16mmでFX(フルサイズ)フォーマットより小さいですが、小型にできる事と、装着したレンズの焦点距離を1.5倍に伸ばせます。そのため、望遠撮影には非常にメリットがあります。逆に広角側は、焦点距離に対して広範囲に撮影できないというデメリットがあります。しかしDX専用レンズでは、この16-50mmの場合35mm換算で24mm-75mmと標準ズームの画角をカバーしています。もう一つのキットレンズの50-250mmVRは75-375mmで2本です。交換すれば24mm〜375mmの広い画角の範囲を撮影することができます。

  Z50とZ6IIの大きさの違い      トップへ

ComparisonZ50_Z6II
同程度の画角のレンズを装着したサイズの比較
Z50Wkit_Z6IIB Z50Wkit_Z6II
左はZ50と右Z6IIで、キットレンズをZ6IIに装着してみました。

 大きさの比較を左の画像はZ50に16-50mmを装着して右はZ6IIに50-250mmを装着してみました。左上にあるのは24−70f4Sです。右側の画像は、逆にZ50に50-250mmを装着し、Z6IIには、16-50mmを装着してみました。レンズの大きさで、かなりコンパクトさに影響するのがわかります。
 Fマウントの一眼レフにDXレンズを装着すると、ファインダーはフルサイズなので、DX用の内枠があり、その範囲を区別しなけらばなりませんでした。ZのフラサイズミラーレスにDXレンズを装着したときには、自動的にファインダー全体に広がります。
 このDXはセンサーの一部を区分けして使いますので、Z7シリースですとDXモードでは19Mになります。しかし24MPのZ6IIではDXモードでは10Mになってしまいます。

D810_Z50_Comparison ConperisonF_J5_Z50
D810+24-70mmf2.8GとZ50+Z16-50mmVRとNIKON1 J1とZ50+Z16-50mmVRのサイズ比較

  Z50とZ6IIの外観の違い      トップへ

NikonZ50RFview
Z50は小型液晶は無くなっています。

 Z50もZシリーズの特徴を引き継いだデザインとなっています。2021年現在、Z7とZ6シリーズの下位機種は、右肩に小さな液晶ディスプレーが装備されていません。しかしiメニューなどが使いやすくファインダー内でも確認できるために以外に不自由を感じません。

 Z5やこのZ50はモードダイヤルは右肩に写っています。いわゆるフィルムカメラ時代のシャーターダイヤルがあった位置です。これが回す時に以外に違和感がありません。ということで操作感について不満は出ないと思われます。

Z50_WzoomKit Z50_BodyLeftView Z50_BodyRightView
Nikon Z50 Wズームとカメラ本体の左側面と右側面

  Z50のみの「うれしい機能:内蔵フラッシュ」

Camera_Flash_man
フラッシュ付きは◎

 もうひとつ、D500から画像処理エンジンがEXPEED 5になり、暗部撮影の性能が上がりました。今までは一眼レフにはD810まで内蔵フラッシュ搭載の機種がありましたが、画像処理エンジンの高性能化により搭載機種が減ってきました。最近のカメラは薄暗い所の撮影でも、自然に写し撮ってくれます。Zシリーズも現在このZ50以外には搭載されていません。
 しかし、暗い被写体を明瞭にするにはフラッシュはとても効果があります。この機能はちょっとした補助光として有るととても便利です。

NikonZ50RFview
NIKON Z50には便利な内蔵フラッシュ付き

  Z50とZ6II背面の操作ボタンの違いと使用感      トップへ

Z50_BackSwitch Z6II_BackSwitch
Nikon Z6IIとZ50カメラ背面の操作ボタンで黄丸枠がタッチボタン
Z50_Front2FunctionButton
Z50のマウント右のファンクションボタン

 基本的に上位機種のZ6、Z7シリーズでも違和感の無い操作ができる様になっていますが、大きく違うところは、フルサイズZでは左上にあった、再生・削除ボタンが右下に移動しています。右下にあった拡大・縮小ボタンは液晶パネル内に、ファインダー右にあったDISPボタンも液晶内右下へ移動しています。右下の連写・タイマー等は「iボタン」から選択できます。もう一つ動画静止画選択レバー右上面のモードダイアル右に移動しました。無くなったのはジョイスティックでマルチセレクターが代わりになっています。
 安心したのはレンズマウント右下の操作しやすい場所に、ファンクションボタンが2つあることで、機能を割り当てることができます。

 エントリー機は少ない「iメニュー」項目がZ50IIで改善

 カメラの操作に慣れてくると同じ場所に項目が無いと困ってしまう場合があります。購入して間もない執筆時まだあるかもしれませんが、気が付いた箇所は「AFエリアモード」が上位機種より項目が少なかったです。上位機種に慣れている方は注意が必要です。
 しかし、2024年12月に発売されるZ50IIでは、独立した鳥モードや飛行機モード等があります。

Z6II_iButtonFocusArea Z50_iButtonFocusArea
iボタン内のAFエリアモード選択で、左はZ6IIで、Nikon Z50では項目が5つ

 Z50のホールド感とメリットと携行感

Z50vzD500
上:D500+NIKKOR 70-200mmf4G(〜300mm)と
下:Z50;Z NIKKOR 50ー250mm(〜375mm)

 NIKON Zシリーズは高いホールディング感に定評があります。少し前にZfcが発売されましたが、こちらに心が動かなかったのグリップを握った時の感触です。このZ50はもともと、Z6IIのサブカメラに使っていたD500の後継に選んだもので、野鳥撮影時には、中望遠を担うカメラです。Z6IIには、2.0XテレコンにAF-S200-500mmを付けているので、他に三脚を持って行くときもあります。咄嗟の飛びものの出現には、画角が狭いと取り逃がす恐れがあります。D500+70-200mmf4VRはその為で流石にこのタイプを加えて撮影するのは、段々きつくなってきました。Z50にはDXモードによる焦点距離1.5梅倍の撮影倍率、軽るさと共通の操作性があったからです。問題はFTZがもう一つないと所有のレンズが活かせないのが残念です。早く低価格版のものが販売されると即買いと思っています。

NIKON_3Strap
NIKONのミラーレスのストラップで中央がZ50

 またお散歩カメラとしても、軽量化されたこのカメラはぴったりです。どうしてもNIKON J5では望遠側が足りなく、このカメラはこの分を補ってくれます。今までは風景用にこのJ5に加えZ6II+FTZ+70-200mmf4に1.4xテレコンを接続し、他にNIKON1 J5を景色用に持って出かけていました。(16-50mmでレンズ交換も可能ですが、ホコリの侵入が有り)この一眼が携帯性が良く、D500では、本体760g+850gで計1,610gになってしまいます。これに対してZ50の場合、ボディ395g+405gで計800gとなり810g軽量となります。一眼カメラは重いから持ち出しが面倒だという気持ちを払拭してくれます。

   Z50の持ちやすいグリップ形状      トップへ

CameraMan.png
Z50は本格派

 現在ZのDXカメラでは、大人気のZfcが発売されています。このカメラはレトロデザインで人気ですが、元となったNIKONフィルムカメラを模している為、エルゴノミクス(人間工学)には基づいていません。しかしとても魅力的なデザインで所有欲がそそられてしまいます。オールドレンズがあるので、フルサイズ版のレトロタイプのZfが販売されていますが、価格的に予算オーバーで選択肢から外れてしまいました。
 話を戻しましょう、魅力的なZfcに対してこのZ50はグリップの握り心地がとても優れています。小型ながら他のZにも引けを取らないくらい握り心地が良いです。結果的にZfcには外付けのグリップを取り付けてあります。
 Zの上位機種のサブカメラにと考えている方には、こちらのZ50は自然に受け入れられると思います。  

NikonZ50GripFront NikonZ50GripBack
握り手の形状にフィットするNIKON Z50グリップ形状の前側と後ろの親指が掛かるあたりの形状

  手軽になったUSB充電      トップへ

 デジタル一眼レフ時代はカメラのバッテリーの充電は、バッテリーパックをカメラから取り外し、コンセント挿した充電器に入れ充電するのが当たり前でした。携帯電話の普及と共にUSB充電器所有者が増えています。今や、自家用車でも車種によってはUSBコンセントが普及するなど、充電環境が広がっています。Z50の場合バッテリーの充電器無しで、移動中の車内でもUSBコンセントとUSB-Bケーブルがあれば、これらのコンセントから充電できる様になりました。USBコンセントがない場合でも、シガーソケットからUSB変換アダープターも販売されています。しかし残念なのはこの機種だけUSB-MicroBのためにほかのZシリーズはCタイプなので充電時には戸惑う場合があります。

Z50_MicTerminal
左側面のMIC専用カバー

 ちなみに、このMicroUSB Type-Bタイプケーブルは、以前からある裏表があるタイプです。 Z50の左側面には各端子があります。外部マイク用3.5mm端子はZfcが他の端子と一体なのに対して、マイクの野外の使用を考慮して、独立した別フタ付きです。これは動画撮影の際、マイクロフォンを接続し収録する時にその他の端子を埃から守ってくれます。USB TypeBとHDML(Type D)端子は、フタでカバーされた同じ箇所にまとめられています。Z6IIなどにあるヘッドホン端子はありません。

Z50_USB_Charge Z50_USB_ChargeUP
左側にはUSBのポートがあります。従来からのMicroUSB Type-Bで充電可能。充電中はランプ点灯。

  Z50のWズームレンズキットのレンズ      トップへ

 Z50 Wズームキットに入っているレンズは、16-50mm f3.5-6.3VRと50-250mm f4.5-6.3VRです。今までの一眼レフカメラではとても暗いレンズの部類になりますが、EXPEED6による暗部性能向上で全く問題のないレンズとなっています。このキットレンズは、軽量・低価格のプラZマウントがつけられています。

Z50_16_50mm Z50_50_250mm
Z50のズームレンズは沈胴式で収納はコンパクトで使用時はクリックまで伸ばします。
Z50_16_50mmLong Z50_50_250mmLong
Z50のズームレンズは撮影状態にした状態と、Z50-250mmは250mmの状態。奥はZ6II+Z24-70mmf4S

  気になるプラマウント

 プラマウントと聞くと割れそうなイメージです。これがボディ側のマウントだとレンズの重さで破損の恐れがありますが、キットレンズの場合、軽量に作られていますので通常の使用では全く問題はないと思われます。ニコンでは以前カーボン繊維入りのボディーを作っていた経験があるので、樹脂使用に関しては安心できる素材を選択していると思われます。よく見るとマウント部分はきめの細かく密度の高い素材でできていて、「ピアノブラック」に近い色合いです。素材は「エンジニアリング・プラスチック」の様です。

Z50_16_50mmMount Z50_50_250mmMount
Z50のWズームキットで左は標準ズーム、右は望遠レンズ。Zレンズはマウント径が大きい。
ZpraMountUP
密度の詰まった摺動にも強そうなプラマウント(撮影: D500+AF-S microNIKKOR 60mmf2.8G)
Z50_Censor
直径の大きなZマウントとFXに比べるとかなりコンパクトなDXセンサー

  フルサイズでもDXモードで使えるレンズ

 NIKKOR ZレンズはZマウントが装着されているカメラに装着できます。しかし、DX(APSーC)レンズとFX(フルサイズ)レンズでは、それらのセンサーサイズに合わせて作られています。例えば、ZのFXカメラにDXレンズを装着した場合、撮像センサーのDXサイズに該当する部分しか使われていません。そのために2400万画素の撮像素子でも1000万画素のエリアの画質になっています。その為、DXレンズをフルサイズカメラに使い、2000万画素の画質が必要な時は、撮像範囲がDXモードで1950万画素になる4575万画素のカメラでが必要となります。

Z6II_16_50mmFT210909
こちらは、Z6IIに薄いZ16-50mmレンズを装着した画像でこれなら持ち運びがラク。
しかし解像度が1000万画素に落ちてしまいます。

   FTZを装着してZ50でFマウントレンズを使う      トップへ

 Z50などのZマウントカメラに「FTZ」を装着するとAF-Sレンズ等が使えます。このマウントアダプターを装着すると全長が長くなりますが、撮像面からは同じサイズで設計されています。これはボディが薄く、背面にはチルト液晶があり撮像素子がマウントの近くにある為です。FTZは筒構造なので、装着したFマウントレンズの描画性能は本来のままです。被写体が暗い時はブレやすいのでVR付きがオススメです。

Camera_Baby_Mother.png
大事な写真にはブレが禁物

 ここでZ50にFTZを装着し、FマウントのAF-Sレンズを使用する時の注意点があります。Zシリーズの上位機種には、「イメージセンサーシフト方式5軸補正のボディ内手ブレ補正機構」がありますが、このZ50にはコンパクト化のためにボディ内手ぶれ補正機構が付いていません。もしFマウントのAF-Sレンズを使うのであれば「VR」装着のものが安心して撮影ができます。下の画像は、DXモードで標準画角になる16-35mmf4VRと中望遠ズームの70-200mmF4VRレンズです。VR無しレンズの場合はシャッター速度調整したり、三脚使用でブレが軽減され綺麗な撮影ができます。

Z50_16-35mmf4VR_FTZ210925
Z50にFTZマウントアダプターとAF-S 16-35mm f4 VRを装着した画像
Z50_70-200mmf4VR_FTZ210925
Z50にFTZマウントアダプターとAF-S 70-200mm f4 VRを装着した画像

   Z50でオールドレンズを使う      トップへ

Camera_film

 Zマウントは撮像センサーまでの距離が短いので、マウントアダプターをかませば、他社のレンズを装着することが可能です。ここでは、1973年3月に発売された「ミノルタ SRT-Super」と「ミノルタ SRT-101」で使っていたミノルタ ROKKORレンズを装着してみました。以前Z6購入時に、手持ちのオールドレンズを使えないかと、「焦点工房 M.SR-N.Z」マウントアダプターを購入してありました。
 Z6に装着すると、マウントにガタがありましたが、Z6IIやZ50ではこの問題は解消されていました。このZ50に装着し、オールドレンズをマウントしても完全に動作して、不安要素は全くありませんでした。
 しかしZ50の画角は、DX(APS-C)なので、焦点距離の1.5倍となります。例えば下に写っているミノルタ・ロッコール50mmの焦点距離は75mmに、MC24mmは36mmに、MC36mmは54mmとなり写る範囲が狭くなりますので注意が必要です。

Z50_OLD_LendsSet
Z50に焦点工房 M.SR-N.Zマウントアダプターを装着したMC 50mm f1.4と24mmと35mm
Z50_MR_35mmLends
Z50に焦点工房 M.SR-N.Zマウントアダプターを装着したMC35mmf2.8。
持った時の冷んやりとした金属胴鏡と重量感が、当時のフィルムカメラを連想させます。

  Zシリーズでのマニュアルレンズの撮影方法

OLDレンズはマニュアル操作

MC24mmFocusRing
マニュアルレンズの絞りとヘリコイド

 このマウントアダプターは、マニュアルフォーカスなのでピントは手で合わせなければなりません。Fマウントでのピントのマニュアル操作は、ファインダー内に▶︎●◀︎表示が表示され合わないと左右の三角マークが装着すると表示され合焦すると中央の●が現れ撮影者に教えてくれます。しかし被写体から目を離して左下角にある小さなマークを目視で判断するのは非常に効率が悪いものでした。さらに前のフィルムカメラではフォーカシングスクリーンがファインダーの中にあり、磨りガラスの様なスクリーンに映る被写体のピントの明瞭度を判断していました。

進化したマニュアルフォーカス方式

Z50Finder_ManualFOrcus
輪郭が赤くなるピーキング

 Zシリーズではオールドレンズで撮影する時にピント合わせ時にマニュアルフォーカスになります。焦点合わせをすると、ファインダー内の被写体の輪郭が、ピーキング表示されます。合焦がどこの部分にあっているか直感的に分かりますので、スピーディにピントあわせができます。さらに正確に合わせたい場合は、拡大表示設定をしておけば緻密なピントあわせが可能となります。 露出に関しては、絞りリングを回すとファインダーはそれなりの明るさになりますが、適正露出にしてくれます。その時に被写界深度はファインダーで確認することができます昔使っていたカメラでは思った様な写真が取るのが難しかったですが、。最新のミラーレス一眼では、ボディーの能力が飛躍的に向上したため、レンズ本来の描画を写し取ることができます。この排出された画像は、フィルムカメラ時代の解像からは思いつかない優れたものです。

Camera_man.png
マニュアル操作は楽しい
    【オールドレンズのマニュアル使用】
  • ピーキング表示で、スピーディ焦点合わせ
  • ファインダー&モニターで拡大表示で正確なピント合わせ(マグニファイヤー効果)
  • MF以外のZの性能を使用できる
  • ISO設定して露出を決めておけば、撮影は殆どピントあわせのみ

 このオールドレンズを使用していたフィルム時代には、せいぜいISO 400までで結局印画紙に焼くとザラザラの解像度。結局この頃の写真は、フィルムの感度とボディーに影響されていたのが良く分かります。実際マウントアダプターで使用して見ると、結局レンズ自体は今でも活躍できる範囲にある品質で、チルトモニター、ファインダー内の設定・拡大表示などレンズの発売していた頃にこんなに技術が進歩したとは当時は想像するすべもありませんでした。
撮影:NIKON1 J5、マクロ撮影 NIKON D500+AF-S microNIKKOR 60mmf2.8G

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 Z50の質量はわずか約450g、標準ズームレンズのNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRの質量は約135 gであわせても585gとなり、Z6IIボディの615 g+NIKKOR Z 24-70mm f/4 の500g 計1,115gより半分近く軽量です。
 普通のスナップ撮影にはZ50+16-50mmレンズキットだけでもとても良いのですが、野の花など少し離れた被写体を撮影するならZ50のWズームレンズキットはがオススメです。さらにバラバラに購入するよりお買い得になっています。写真に興味がお有りで、これからスマホ写真のさらに上を目指す方には、おすすめのミラーレス一眼カメラです。

NikonZ50FrontView

 特に、Wレンズキットはコスパが良く、軽量化・コストダウンの為にプラマウントや後レンズキャップが被せタイプのフタで限りないコストカットされています。それに反し軽く写りが非常に良くZレンズの妥協のない性能の高さには驚かされました。
 携帯性に関しては、特に標準ズームは嵩張りにくい薄型で小さめのバッグに収まり、お散歩カメラにも適しています。写りの良いのは重いカメラという概念が変わります。きっとお散歩に持っていける一眼カメラとして活躍してくれるはずです。

Z50実写レポート:16-50mmVRと50-250mmVRで撮影、眠っていたオールドレンズで撮影

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〔ニコンZ50〕
実写画像あり! ニコン Z 50発表記念 上田家 Z 50のインプレッションをゆるりと語る
「カメラの基本を知る」 登山家YouTuber かほのカメラ日記 vol.1 | ニコン
Nikon Z fc を使って分かった Z50 の魅力的ポイント!
ニコンZ50を買い戻した件について。【SONYとも比較】
Nikon Z50-250 望遠ズームが届いた。

移 動: 5年ぶりのII型 上位機種に接近 旧機種との比較 正面比較 背面比較 上面比較 上面比較 左側面比較 内蔵フラッシュ側面比較 レンズキット他 他のZシリーズ

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