家庭用品のファスナー修理
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この例は、敷き布団カバーに使われているファスナーが壊れて、全開になってしまった状態です。よく見ると、スライダー部分が踏まれたのがなにかで、割れています。確認した所他には問題がなかったので、これが壊れた原因となります。 【アマゾンで工具・部品を調べる】 ※要サイズ確認!! ※部品購入時は、ナイロンか金属、サイズを選びます。No.記載が無い場合は他の衣料に使われている物に合わせるか務歯幅で選びます。 修理部品と工具を見る
【部品購入時のご注意】
ファスナーの務歯部分は、金属(メタル)、コイル(エフロン等)、ビスロン(プラスチック務歯)、特殊止水用などがあります。種類は、下が外れるオープンファスナーと一般の下止めのもの、リーバーシブル用の裏表にツマミが付いた物などがあります。 ファスナーには衣類用とバッグ・靴・カバー用があり、衣類用には摘むと解除されるロック機構があるものが多いです。一般的なサイズは、薄手衣料用の#3〜中厚衣料の#5が一般的ですが、デザインされたブルゾンや厚地のゴルフバッグなどは#8や#10の大きなものが使われていたりします。サイズに関しては、YKKの場合スライダーの裏側に表記されています。 このことから、1.務歯素材、2.サイズ、3.形状(止めかオープンまたはリバーシブルか?)などが修理部品選びに必要になります。 上止め金具は、金属用がU字型に対してコイル用は、上・下止めに爪がありよりシッカリ掴み込む形になっています。 【ファスナーの型番と務歯幅】 コイルファスナーは型番と務歯幅(チェーン幅)はほぼ同じで、プラスチック製の「ビスロン」は、型番の数値より務歯幅が広くなっています。 ちなみに型番と務歯幅は次の通りです。 [3VS]務歯幅:4.6mm、[4VS]務歯幅:5mm、[5VS]務歯幅:5.7mm、[8VS]務歯幅:7.4mm [10VS]務歯幅:8.5mm、[15VS]務歯幅:13.9mmとなっています。 メタルは型番より幾分大きい様ですので、スライダーの番号と同じものを選ぶのが間違いがない様です。 修理開始 トップへ 全開になってしまった2mほどあるファスナーコイルの左右を指で噛み合わせるのは時間がかかりますし、ちょっとした事で一瞬に苦労が水の泡になる可能性があります。今回はカバー類のファスナーの修理で、使われているファスナーはナイロンコイルがほとんどです。ナイロンコイルタイプは方向がないので、開いた状態でスライダーを差込めます。ムシがアルミ製の場合ムシが抜けたりすると諦めるしかありません。 下止めがアルミで出来ていますので、爪の開閉は比較的楽ですが、必要以上に曲げるとカンタンに折れてしまいます。最悪の場合はスライダーを通した後に糸で縫い合わせます。 下止めを再利用 トップへ 外した下止めの爪は曲がっていますので、差込みやすい様に真直ぐに伸ばしておきます。 取っておいたスライダーを下止めが付いていた部分から、まず片側をスライダーの溝に差込みます。安全のためにすこし上に移動しておきます。次に反対側のムシの入りそうな場所を確認しておきます。この位置にスライダーを戻してムシの切れ目から上に向かって差込みます。 ファスナー下止めを戻す トップへ
スライダーが完全に入ったら、今度は修正した下止めを本来の場所に戻します。この時下止めの位置は取り外した時に穴が塞がっていなかったので、カンタンに入りました。 移 動: 修理開始 下止め取り外し スライダー挿入 下止めをカシメる リンク: 種類と構造 開いたファスナーの修理 布噛みしたファスナーの修理 OPファスナーの修理 洗濯ネットのファスナー修理 布団カバーのファスナー修理 ダウンジャケットの袖口修理 ズボンのファスナー修理 ブーツのファスナー修理 CHSのIROIROサイト:人気ページ トップへ |