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ロウ付けで金属製品を修理
自転車のステンレス前カゴの修理

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  アルミ引き戸のクレセント受け金具のロウ付け修理      トップへ

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アルミ引き戸のクレセント錠受けの修理

 左の写真は、アルミサッシの引き戸に使われている「クレセント錠の受け金具」です。折れた原因は、完全に引き戸が閉まっていないのに無理やりレバーを下ろした時でした。クレセント錠に当たったまま強い力が掛った為でした。
 この金具が無いと引き戸に鍵がかけられませんので、防犯にはとても大切な部品です。本来はこれと同じ部品が手に入れば、一番簡単でしたが当時この様な小さな部品は売っていない物と思いロウ付けすることにしました。
 折れてしまったのは1階の引き戸でしたので、防犯上問題があります。そのために、応急対策として“2階のクレセント受け金具を取り外し、仮に1階へ付け替える”ことにしました。もしこの様になってしまった時にはご参考にしてください。この修理した部品は、見た目は悪いですが、強度は申し分ない様で修理後10年以上経過しています。
 画像を見ますと、コの字に見える部分が折れてしまった箇所です。この時は、ロウ材をロッキングプライヤーで固定しながら部品をコンクリートの地面に置いて、ロウ付けを済ませました。ちょっとした事で部材が動きやすいので、出来れば作業は両方が固定できれば思い通りに作業ができると思います。

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振動で破断した箇所を溶接

 自転車用の前カゴが重いものを入れていたせいか、使っているうちに接合部分が2ヶ所も取れてしまっていました。重い物を入れるとグニャグニャとして強度が出ていないため安定しません。本体はステンレス製で耐久性があり丈夫なので、ロウ付けをすることにしました。
 ロウ付けはハンダ付けの延長の様な物で、フラックス(ハンダ付けでいうペースト)を塗って、銀ロウを高温で溶かして溶接するものです。バーナーを使うので轟音がしますので少し抵抗がある方もいらっしゃるかも知れません。しかし銀ロウは種類にもよりますが、この強力タイプの強度はなかなかの物で、修理後は過酷な条件でも快適に使えています。

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ロウ付けは、少しの道具でできます。

 ロウ付けに必要な道具は、ガスバーナー(+カセットガス)、銀ロウ、銀ロウ用フラックス、ロッキングプライヤー、(耐火セラミックボード)軍手です。作業する場所は、溶けて落ちた銀ロウや、バーナーの炎が燃え移らない室外の環境で行います。
 ガスバーナーは安全・強火力の溶接メーカの製品の新富士バーナー パワートーチ RZ-820Sが良いかもしれません。但し専用のガスボンベが必要です。本格的なものまでいらない方は、料理などにも使えるセットガス用の物で大丈夫です。
 銀ロウに関しては、対象の金属や強度など色々な種類が販売されていますので、用途に合わせた物をご用意下さい。
 フラックスは銀ロウ用の物が必要です。ここではペースト状の物をしようしました。放っておくと固ってしまい、水で溶かさなければいけません。現在は液状のものが主流のようです。
 そして作業ですが銀ロウを高温で加熱するので、熱くて手で直に持つと大火傷をします。軍手等を用意して、銀ロウをしっかり固定できる軽めのロッキングプライヤーでくわえます。普通のプライヤーやペンチ等では銀ロウを落とし易く、作業に集中出来ません。ロッキングプライヤーを使用する事で安全で作業がとてもラクです。銀ロウから伝わってくる高温の熱からの影響も無く、無駄無く銀ロウを使い切れます。

  
家庭用のカセットガストーチはアウトドアでも活躍。ロウ付けの溶接棒
  
半田付けでいうとペーストの役目のフラックス。溶接棒は固定ができる「ロックングプライヤー」が便利

  ロウ付け作業に必要な材料


  ロウ付け溶接をする      トップへ

ロッキングプライヤー
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普通のプライヤーは物を掴んだ時、握らないと固定出来ませんが、ロッッキングプライヤーは名の通り掴んだままその物を固定できます。挟んだままで固定ができるので作業の幅がとても広がります。

 今回はステンレスをロウ付けします。周りに燃え移らないかを確認してから始めます。(溶接場所はレンガなどで断熱します)バーナーをカセットガスに固定します。まず、溶接する部分にヤスリがけをします。銀ロウをロッキングプライヤーで挟んでおきます。次にロウ付けしたい箇所に銀ロウ用フラックスを塗ります。(ビン入りの物でカラカラに乾いている場合は、水を少量足して棒で砕き練ると回復します)ガスバーナーを着火して、フラックスが沸騰するまでロウ付け部分を加熱します。一旦フラックスが沸騰して固まり、再び液状になります。この時にロッキングプライヤーで挟んだ銀ロウをその箇所に当てて加熱します。銀ロウが溶け始め銀ロウが液状化して、フラックスの塗った部分に広がりロウ付けが出来ます。(強力タイプは少し太いので、多少溶けにくいです)ロウ付後にフラックスは錆び易いので、真鍮ブラシで擦りお湯の中で落とします。

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ロウ付け直後は熱で焼けて色が変わります。ワイヤーブラシやヤスリをかけると地の色が出てきます。

 左の写真はロウ付け後の状態で銀ロウが灰色になってしまっています。右の写真はワイヤーブラシ(または鉄ヤスリ)をかけた後で、焼けた箇所は表面だけだとわかります。銀ロウの箇所は光を取り戻しています。溶接後は重い物を入れての走行で、強い振動を与えても亀裂は入らずにしっかりくっ付いています。
※ちなみにバーナーに使うカセットガスは、冬場は液体のガスが気化する時に冷えてガスの出が悪くなります。また、たっぷり入った物の方が火力が強く温度が高く銀ロウが奇麗に溶けます。

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アルミロウ付け

 アルミの溶接は、素材の融点が低いので母材を溶かしてしまって大失敗したと云う話を聞きます。ここで人気のアルミ専用のロウ付棒を見つけましたので、ご紹介致します。融点は380〜390℃となっていて、作業が非常にしやすいと評価が良いです。例えば、割れたアルミスコップの補修、アルミ鋳物の補修などアルミ製品の補修をたくさんの方達がロウ付けに成功している様です。
 このロウ付け棒は、フラックスを必要をせず、アルミ専用はロウ付け後の強度も十分あり、母材よりも硬いという評価も出ています。ただし火力の強いバーナの方が作業がやりやすいとのことです。 アマゾンのサイトでこの商品は、★4.5の評価となっています。ご興味のある方はご覧になってください。

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 上でご紹介した道具はバーナーの炎の直径が1㌢位あります。これでは繊細な宝飾品などのロウ付けは不可能です。本格的に精密なロウ付けを行い方は、下でご紹介いたします小型酸素溶接バーナーがあります。ノズル交換で炎が0.5㍉から0.9㍉と繊細な炎が使えます。

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ガストーチと比べると驚きの炎の細さで、繊細な作業もできます。専用のボンベと専用ノズル。

 O2トーチ本体と部品

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