IROIROtitle

フロントハブ・メンテナンス  リアハブメンテ

移 動: 前輪を回してみる 前車軸のメンテナン 必要な工具と構造 修理工具一覧 ブレーキワイヤーを外す:ママチャリ ブレーキワイヤーを外す:Vブレーキ 前輪を取り外す Fハブのグリスアップ 組み立てます ブレーキを調整する1 ブレーキを調整する2

リンク: 回転部分のメンテナンス ボスフリーリヤハブ・メンテ カップ&コーン整備 ママチャリのBB

  主要箇所のグリースアップ   画像クリックでジャンプします

PEDALIllust_S
ペダル分解整備
FanH_FilterBrushM
BB分解整備
FrontHabIllust_S
前輪バブ分解整備
RearHib_IL_S
後輪ハブ分解整備

McBLwanBSetS ハブメンテ LEDライト チェーンホイール CC/BB保守 ワイヤー潤滑 ブレーキ交換 Vブレーキ交換 外装変速タイヤ交換 チェーン交換 ワイヤー交換 パンク修理 注 油 適正空気圧 リムの振れ取り スポーク修理 BBメンテ ペダルメンテ
人気ページコンテンツへ移動
     
     

 自転車の前輪を浮かして回してみる  トップへ     

HeavyPedal.png
抵抗があると重い!

 自転車で走っていて漕ぐ時の負荷となる箇所は、回転部分で滑らかに回らない時に起こります。特に車軸はのメンテナンスがされているか、されていないかでは惰性の伸びが違ってきます。緩やかな坂道で全くペダルを漕がなくても走ると気持ちがいいものです。
 前輪の状態を確認するには、自転車の前輪を持ち上げてみて力一杯回してみてください。30秒以上回る場合はフロントハブの状態は良好です。しかし室外保管で雨ざらしになっている場合は注意が必要です。
 長期間メンテナンスしていない場合は、前輪のグリースが細かい砂などが入って硬化したり、雨天時走行でグリースが流れ出てしまっている時は、回転が早く止まってしまいます。

KaitekiCycle.png
抵抗が無いとスイスイ!

特にフロントハブのグリースが切れていたりすると、キリキリやゴロゴロ音がします。この症状は乗る度に大切な摺動部を削って走っていますので金属が擦れ合って磨耗して寿命が早くやって来ます。
 こんな状態になる前にグリスアップを行っておくと自転車の寿命は伸びるし、体の負荷が少なくスムーズに走ることができます。
 ちなみに、空転させた時に前輪が左右に振れ一定間隔でブレーキに擦れている場合は、スポーク調整で快適走行をご覧ください。

 自転車の前車軸のメンテナン  トップへ     

HubFront
前輪の回転軸の整備をします。

 自転車の主要部分である、車軸にはグリスアップすることで惰性での走行が伸びます。特に室外保管で、雨ざらしになっている場合は注意が必要です。オイルシールの隙間から乾ききったベアリングの間に水が流れ込んで、赤錆が発生します。
またこの部分は高速で回転する車輪の中心ですので、ベアリングがキズだらけになり摩耗してしまいます。
 右の図にあります様に、ベアリングはフロントハブの両側のカップ部分にバラで入っています。このベアリングは、片側が抉られている球押し(ナット)で押さえられています。この球押しを固定する為に、この外側に2つのナットでフォークを挟み込んであります。

必要な工具と構造  トップへ     

 メンテナンスで必要な物は、下の写真にあります「15mmの眼鏡レンチ」と「ハブスパナ」と潤滑になる「グリス」です。ハブ部のメンテナンスは、車軸にあるベアリングの球押しのナットの薄い切れ込みに合った薄い「ハブスパナ」が無いと作業ができません。基本的に2つのスパナで分解・整備をします。
 各部品の清掃にはパーツクリーナーがあると便利で、グリスアップには保持耐久性があるベアリング用のグリスが必要です。


フロントハブの調整に使う2種類のハブスパナは薄く作られています。右はフロント初の構造図

  ハブ分解に必要な工具  amazon  ▲top     

 ブレーキワイヤーを外す:ママチャリ トップへ     

MBreakMshoe
車体から前輪を外すために、シングルピポッドブレーキアームを解除します。

 作業をするために車輪をはずしますが、最初にリムを挟み込んでいるブレーキを解除します。画像のシングルキャリパーブレーキの場合はブレーキアーム左側にあるワイヤー固定ネジを緩めるとブレーキ本体に使われているバネの力で一気に開きますので、ナットはゆっくり緩めると、ズルズルとアームが開きますので、タイヤの幅より広くなった位置で、ナットを閉めておきます。

 ブレーキワイヤーを外す:Vブレーキ  トップへ     


車体から前輪を外すために、Vブレーキアームを解除します。

 作業をするために車輪をはずしますが、最初にリムを挟み込んでいるブレーキを解除します。写真のVブレーキの場合はレバーの上部分にバナナパイプがあり、その中をインナーワーヤーが通っています。この部分を引っ張ってみるとカンタンに外せます。ママチャリの前ブレーキはほとんどが、ワイヤーを止めてあるナットを緩めるとブレーキが開きます。

 前輪を取り外す  トップへ     

  • 車軸がナットでフォークに固定されている場合は15mmの眼鏡レンチで外します。
  • 車軸には落下防止金具が付いていますので、ナットを緩めながらこれもフォークの穴から外します。さらにナットを緩め車輪を外します。
  • ハブ部分の部品は車軸の他、上の図の様に車軸をフォークに挟み込んで固定するナットと、球押しのロックナットと、ベアリングの球押しがあります。

フロントフォークから外した前輪車軸 2本のハブスパナを使ってベアリングの球押しを緩めます。

  フロントハブをグリスアップ  トップへ     

 ハブに使われているベアリングは、ハブ軸のまわりにバラで入っています。そのためロックナットを手で回るくらいに緩めたら、ホイールを水平に置いて作業します。雨ざらしでメンテナンスをしていない場合、台の上にウェス(布)などを置いて、万が一球がこぼれても転がって紛失しない様にします。


固く締まってる時は延長工具を使います。空いた前輪車軸ベアリングの球押し
  • 使用するスパナは15mmと17mmのハブスパナです。しかし17mmの方は眼鏡レンチの方が力を入れ易いので、ハブスパナは15mmだけでもOKです。
  • ハブ部分は上の図の様に車軸をフォークに挟み込んで固定するナットと、ロックナットとベアリングの球押しの部品になっています。

グリスガンで隙間にグリスを充填します。無い場合は木ベラなどで入れ込みます。
  1. 今回はコンディションが良かったので、グリースを追加充填のみをします。
  2. 車軸を押し当てた状態のまま、ホイールを水平にします。
  3. 球押を緩めて、カップ内に状態を確認します。
  4. ※グリースが切れている場合は、片側11個の球を取り出してパーツクリーナーで清掃します。
  5. カップ内も清掃し、グリースを充填します。清掃したベアリングをグリースに埋め込みます。球押しをネジ込んでから反対側の作業をします。
  6. グリースを充填します。(写真はグリスガン可能)
  7. 一旦球押しをねじ込んで、ホイールを裏返しにして反対側も作業します。この時、反対側の球押しを固定して、車軸を緩めると隙間が空いてきます。
  8. 3〜5の行程を作業します。

 組み立てます  トップへ     


ガタつかずに滑らかに、車輪が回転する様に球押しを締めます。位置が決まったらハブスパナで固定してロックナットをメガネレンチで本締めします。
  • グリスの充填が済んだら、ロックナットを締め込みます。
  • ホイールの軸を両手で掲げてタイヤを回転させて問題が無いか確認します。
  • 15mmのハブスパナと17mmの眼鏡レンチを使って完全に締め付けます。
  • ホイールをフォークに戻して、脱落防止金具を穴に差し込んでから15mmのメガネレンチで締め込みます。
  • 再び、ホイールを回転させてスムーズに回ることを確認します。

 ブレーキを調整する:ママチャリ  トップへ     

MspBreak
ブレーキワイヤーをセットします。

 フロントハブにグリスアップしガタ付きが無くスムーズに回る前輪をフォークにセットします。自転車によっては脱落防止ワッシャー付きのものがありますので、セットするときは、フォーク先端の穴に差し込んでからナットを仮止めします。曲がりがないことを確認したら本締めをします。
ブレーキの調整は、ワイヤー固定ナットを少し緩めワイヤーを引っ張ってからナットを仮止めします。レバーを握って遊びを確認します。遊びがない場合ナットをほんの少し緩めて強く握るとズルズルと遊びが広がります。これを調整して丁度良い位置で、ワイヤー調整ナットを本締めします。試し走行してブレーキの調子を確認します。

 ブレーキを調整する:Vブレーキ  トップへ     


ブレーキが擦る事無く滑らかに回転するかを確認し、ブレーキワイヤーをセットします。
  • 左右の車軸ナットがしっかりしまっているか確認します。
  • Vブレーキのクイックリリースのアームにある、バナナパイプにワイヤーを差し込み、ダストカバーを差し込みます。
  • ブレーキシューがリムに接触した状態で、ワイヤーを仮止めします。
  • ブレーキレバーを強く握るとワイヤーがズルズルの伸びますので、丁度いい位置でナットを本締めします。
  • ブレーキレバーを握って確実に制動するか確認します。
  • 試乗してブレーキの効き具合を確認して、問題なければ、修理完了です。

移 動: 前輪を回してみる 前車軸のメンテナン 必要な工具と構造 修理工具一覧 ブレーキワイヤーを外す:ママチャリ ブレーキワイヤーを外す:Vブレーキ 前輪を取り外す Fハブのグリスアップ 組み立てます ブレーキを調整する1 ブレーキを調整する2

リンク: ボスフリーリヤハブ・メンテ カップ&コーン整備 ママチャリのBB


ハブメンテ LEDライト チェーンホイール CC/BB保守 ワイヤー潤滑 ブレーキ交換 Vブレーキ交換 外装変速タイヤ交換 チェーン交換 ワイヤー交換 パンク修理 注 油 適正空気圧 リムの振れ取り スポーク修理 BBメンテ ペダルメンテ
人気ページコンテンツへ移動
     
     

   CHSのIROIROサイト:人気サイト      トップへ


CHS HomePage Communication Handle Service Corp./ Maintained by A.Shiono since 8/Jun./2015 - Last Modefied 13/Dec./2023