【自転車修理】
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掲載データ“禁転載” カバー1速>3速ローラーブレーキ MTBリアキャリアの装着 リアスプロケット換装 MTBタイヤ変更 ハンドル変更 1速>内装3速 サドル調整・交換 グリップ変更 LEDライトに交換 サークル錠交換 |
油圧ディスクブレーキのメンテナンス 移 動: 油圧ディスクブレーキの修理 ブレーキフリュード 必要な工具と用品 油圧ディスクの構造 分解作業 フリュード注入 注意事項 リンク: ワイヤー交換 Vブレーキシュー交換 ママチャリブレーキシュー交換 ハブメンテ LEDライト チェーンホイール CC/BB保守 ワイヤー潤滑 ブレーキ交換 Vブレーキ交換 外装変速タイヤ交換 チェーン交換 ワイヤー交換 パンク修理 注 油 適正空気圧 リムの振れ取り スポーク修理 BBメンテ ペダルメンテ 油圧ディスクブレーキの修理/MTB・クロスバイクなど ▲Top
自転車で使われている主なブレーキは、リムをゴム製のブレーキシューで挟むキャリパーブレーキ、フロントフォーのステーに取り付けて横方向からワイヤーをひ引くVブレーキ、同じく左右のアームを上方向に引くカンティブレーキ、リヤには、内部のドラムをベルトで引き締める「バンドブレーキ」、内部のライニングをカムで広げドラムに押し付ける「サーボブレーキ」、内部のローラーをカムで広げドラウに押し付け制動させる「ローラーブレーキ」があります。 油圧方式はキャリパー内のピストンを押し出してローターを挟んで制動させるのです。ここで使われるブレーキ液は、レバー側にあるマスターシリンダーから圧縮されても体積が殆ど変わらない「ブレーキフリュード」を耐圧ホースを経てフォーク下部に取り付けられたキャリパーにを圧送し、押し出されたピストンでディスクを挟む構造になっています。キャリパーのプレーキパッドを作動させるためにワイヤーではなく、液体(フリュード)なのが、取っ付きにくい所があります。 自動車・オートバイの修理で耳にする「エアー抜き」や空気がライン内に入り圧力を掛けるとゴムボールの様に体積が減り利きが悪くなる「スポンジー」という用語もこの油圧ディスクでよく使われる言葉です。 ブレーキフリュードの購入 トップへ 上の自転車の画像の2000年頃のジェイミス Dakar Expressには、ヘイズの油圧ディスクブレーキが装着されています。黎明期のディスクブレーキ仕様なので、現在と違ってホーイルは重く車重もあります。手入れが悪かったのか、フリュードが漏れたようで徐々にブレーキが甘くなり、フロントブレーキの効きが非常に悪くなり危険なレベルまでになってしまいました。 最初はリア重点にブレーキを掛けていましたが制動距離が伸びて危険な状態になり、危険なために使用を中止していました。
この時のハンドルのブレーキレバーの握りしろは、一杯握るとレバーグリップに近くなりグリップに付く様になってしまいました。 DIYで低価格に修理 修理を前側と後側をした場合、合計で16,000円?になるのかぁ?少し金額を足せばオートライト付きのママチャリが買える値段です。これは古い自転車にかける金額ではないと思い、DIYを検討しようと材料・道具などの調べてみました。油圧ディスクブレーキに使われているブレーキフリュードは、0.5Lの物で1,300円〜1900円前後で販売されています。しかし、さらに低価格のJIS規格のもの(右上写真)を見つけましたのでこちらを使用する事にしました。結局、費用は、その他にシリンジ600円程度、シリコンチューブなどで計2,000円程度で揃いました。当然フリュードは使い切れませんので、数回使える量があります。 ブレーキフリュード交換の必要工具 トップへ ブレーキフリュードを入れ替えするのには、専用道具が必要です。分解・入れ替えするための工具・用品は上の写真にありますが、写真に写っていないレバーを外すためのアーレンキー、キャリパーのニップルを弛めるスパナ(この型では8mm)、写真にはミドリのチューブがありますが、シリコン6mmチューブ、ニップルに固定するための100mmタイラップ、シリンジ(注射器)600円程度、廃油受けのペットボトル、固定するためのマスキングテープ(キレイに剥がせます)などが必要です。レバーにあるドレン蓋のネジは小さく#1のドライバーも必要です。 油圧ディスクブレーキ修理に使う時工具と用品フリュード
ヘイズ油圧ディスクブレーキの構造 トップへ おおまかな作業手順 トップへ 2.ドレインホールを上向でFフォークに垂直に固定 3.ブレーキキャリパーニップルにチューブ接続し、タイラップでチューブ固定 4.シリンダーレバーのドレインパイプを接続し廃油受け設置 5.シリンダーレバーのドレインボルトを外す 6.ニップルを緩め、フリュードをシリンジで圧送 7.ドレインボルトからフリュードに混じった気泡を排出する 8.泡が出切ったらキャリパーニップルを閉める 9.シリンダーレバーのドレインボルトを閉める 10.ブレーキの作動状態を確認し、試し走行で効き具合を確認 作業準備/シリンダーレバーを外す トップへ 油圧シリンダーが内蔵されているブレーキレバーのビスを外します。2本のボルトでパーツが取れるのでラクです。 シリンダーレバー内に空気が残らないよう垂直固定するために、シリンダーレバー本体をハンドルから取り外します。アーレンキー(六角レンチ)を使って、ブレーキレバーをハンドルから外します。 ヘキサ(六角)ネジを弛めると、ホルダーが分離します。 作業準備/シリンダーレバーの固定 トップへ
下準備として廃油受けの設置、シリンダーレバーの固定(レバー端を上)を行います。 ドレインボルトから排出するには、パイプを付けないとダラダラ垂れますのでネジと同じ太さのオイルスプレー等のエクステンションチューブをカットして差し込みます。これに4mm程度のシリコンチューブを差し込んで廃油受けに入れます。
シリンジ(今回は60cc)に6mmのシリコンチューブを差し込んで、シリコンチューブに100mmのロックタイを仮止めします。ブレーキフリュードの缶から抜き取ります。パイプ内の気泡を抜きます。 ブレーキフリュードを注入 トップへ 泡が出なくなる迄、フリュードを圧入します
ディスクキャリパーにシリンジが繋がった状態で押しながら、泡の出方を確認しスパナ(メガネ)を回す用意をしておきます。シリンジを押し込むとレバーのドレイン穴からフリュードが排出されます。泡が出終わったらドレイン穴から空気を吸込む場合があるので、すぐにキャリパーのニップルを閉めます。
装着後にレバーの握り具合を確認します。念のために何回も握って変化を確認します。注油量が少ない場合や、レバーを外さずにハンドルに付けたまま作業をすると、レバー内のリザーブタンク内に空気が残っていて、最初は良くても完全に抜けてしまいブレーキが全く作動しない場合があります。シリンダーレバーは必ずハンドルから外し、ドレインボルト側を上に向けて固定するようにすると失敗は少ないです。
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