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ママチャリの高耐久タイヤ交換その2

移 動: タイヤ交換で必要な工具 タイヤの種類と選び方 フレームから車輪を外す タイヤをリムから外す 新タイヤに交換 タイヤを取付ける まとめ 耐摩耗タイヤの実力 古タイヤ破棄

リンク: 2代目耐摩耗・後タイヤ装着 初代耐摩耗タイヤ装着 1速フルカバー付きママチャリ 内装3段ママチャリ ディスクブレーキ仕様 タイヤ形状変更 他車からタイヤローテーション


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摩耗したタイヤの状態 ▲top 

TireTM_F210301
磨耗した後ろタイヤのトレッド

 前回前タイヤを交換したのが、2016年7月10日でした。それから4年8ヶ月経ちましたが、後輪を交換したタイミングで 前輪も交換することにしました。この前輪はまだトレッドが残っていますので、これはもう1台あるママチャリのタイヤの限界時に交換することにキープしておきます。今回は先日後輪交換した1.2mmチューブ付きの「ブリジストントングレッド」に合わせます。取り外したタイヤは「高耐久タイヤ」を詠っているだけあって、6年以上経過してもまだまだ余裕のトレッドが残っていました。

ブリジストンの耐摩耗タイヤ「ロングレッド」 ▲top 

BridgeStoneLONGEREADSet
ブリジストン・ロングレッド(厚チューブ付き)

 前輪にも後輪と同じさ高耐久タイヤの「ブリジッストン・ロングレッド」を装着します。
 このタイヤのトレッドは、表面積が広いスリックタイヤに溝を切ってある様なタイプで、店員さんによると重量のある電動自転車用に使われているとの事でした。他にシンコー製のものがありましたが、ホームセンターにも置いてあったので。交換の事を考えると、できるだけ品質の良いものと選んだタイヤでした。価格は厚い1.2mmチューブがセットになっていて税別2,180円でした。


本体価格は2,180円でチューブ付き。 トレッドパターンはスリックぽい。

前輪交換の下見と準備 ▲top 


前輪の取り外し作業の下準備としてしなければならない作業があります。
HubDynamRConector210307
ハブダイナモとライトのコード端子

 前タイヤの交換は後輪よりかなり簡単ですが、作業に入る前に下準備が必要です。まず、前ブレーキの解放と、ハブダイナモ車の場合は、ライトと繋がるコード端の端子の取り外しです。この作業をやっておかないと前輪が外れなかったり、端子の取り外しをしていないで不用意にタイヤを外した場合に断線したりする可能性が大きくなります。
 後輪もそうですが、車軸には各ステーが固定されています。このママチャリの場合は、前車軸に前かごのステーと泥除けのステーが固定されています。

使用する工具  ▲top     

 使う工具は、タイヤレバー、車軸のナットを緩めるための15mmのスパナ・レンチ(無ければモンキーレンチ)、ブレーキステー、ブレーキアーム等に10mmスパナ(12mmスパナ)、プラスドライバーです。空気入れは、メーター付きを用意すると、適正空気圧がわかって安心して乗車できます。その他にタイヤを処分する方は、ボルトクリッパー、万能ハサミが必要です。

ママチャリのハブダイナモ付き前輪交換 ▲top 


前輪の右側は、ハブダイナモからライトに向かう端子があります。右は通常のハブと同じで何もありません。
HubDynamTerminal210307
ローラーブレーキ側のナット

 前輪の車軸には、各1つの左右のナットで止められています。このナットはほとんど15mmの物が使われています。固く締め付けられているこのナットを取り外すには、家庭にあるペンチでは歯が立ちません。プライヤーなどでもナットの角を痛めてしまいます。ここで使う工具は「コンビネーションレンチ」がオススメです。その他の工具は、ブレーキに固定されているワイヤーを緩めるために10mmのコンビネーションレンチも必要です。
 ここで改めて前輪の車軸周りを写した左上の画像を見てみます。泥除けステーと前カゴ固定用のステーが左右のナットで締め付けられています。
 またフロントフォークに固定するのに、車輪脱落防止用の爪付きワッシャー、ワッシャーがあり外側に先ほどのステー類が挟まれなっとで留まっています。


取り外したタイヤ交換前の前輪

使用するタイヤ  ▲top     

TireSizeDIsp
タイヤのサイドにあるタイヤサイズの表示

 タイヤを購入する前に、タイヤの側面にサイズ・形状の数字が書いてあります。 同じ型式の物でないと使えませんので、間違わない様に必ずメモしてください。 右のタイヤは、ママチャリに良く使われれいる「26インチ 1 3/8」サイズ

〔例〕26x1 3/8(26インチのママチャリに多い)や 27x1 3/8など

タイヤ交換作業  ▲top     

  1. 外した後輪からタイヤレバーを3本使って古いタイヤをリムから外します。
  2. タイヤの中に入っているチューブを傷つけないように外します。
  3. 古いタイヤを完全に取り外したら、新しいタイヤをリムの向こう側に入れます。
    (タイヤによっては、→ 回転方向のマークがついています)
  4. チューブが捻れないようにタイヤ内部に押し込みます。
  5. 最後の部分で写真の様にチューブをタイヤとリムに挟まないように気をつけてください。
TK_RtireRemove TK_RtubeRemove
タイヤレバーを使って磨り減ったタイヤをリムから外します。次にチューブを引き出します。
LonReadTredPatern CycleTireMountingDirection
新しいタイヤを用意します。右の赤色い線は、タイヤのリムに潜り込むラインです。
MamaCycleF_TireChange210307
前回の後ろタイヤの交換作業のページも合わせてご覧ください。

  付録:スポーク・ニップル・リムテープ  ▲top     

SporkNipleEnd SporkNipleSide
ニップルをスポークに目一杯ねじ込んだ状態で、ネジ部分はニップルから飛び出しています。
SporkNipleRimuImg
スポークとリムの断面イメージで、
青い部分がリムテープ

 スポークにニップルをねじ込んだ状態は、左の図のようになります。スポークニップルは、車輪のリムの内側からはめ込まれています。スポークのネジピッチ部分はニップルのネジ切りの部分にねじ込まれスポークが張られています。
 タイヤ内には、この飛び出したネジ部分から、チューブを守るために「リムテーブ」がリムの内側にピッタリとはめられガードしています。大雑把なイメジは左の画像の様になっています。 注意しなければいけないのは、リムテープはチューブを守っていますので。切れてしまっている場合は 交換しなければなりません。

注意事項  ニップルを1/4回転締めて、タイヤを回してみて狭めたブレーキとの間隔を確認しながら調整してください。特に低価格の自転車の場合、締めすぎると走行中の振動でスポークが折れる事があります。
特に車輪関連の部品調整は命に関わる事があるので、自己責任で作業は行っていただき、不安な場合はプロにお願いしましょう。

まとめ  ▲top  

 自転車は走ればタイヤは摩耗してきますが、空気圧を指定値通りに入れる事が大切と思います。また後輪の片ブレーキの方は摩耗が早くなります。ママチャリはスポーツ車と違い、車軸にスタンド、荷台、泥よけ(内装変速機)が付いているので作業が複雑になっています。作業時間もそれなりにかかります。作業は自転車をひっくり返すとやり易いですが車輪を外す時に、ステーで怪我をしないように気をつけてください。
ちなみにこの交換でかかったのは、タイヤ1本代金の¥2,398でした。自転車店にお願いすると前輪工賃は¥1,500位で後輪は¥3,500位となっていました。この作業手順を見ていただいて、お店に任せるかご判断下さい。

 面倒な交換の頻度を減らす耐摩耗タイヤへの交換 ▲top

OLDtirePatern
先先代の磨耗したタイヤ

 持ちが違います!!

 このように後ろカゴ付きママチャリのタイヤ交換はかなり面倒というのがお分かりいただけましたでしょうか。
 実際上の記事で交換した先先代の前・後輪は、1年1ヶ月で殆どタイヤの模様が無くなってしまいました。左の写真は、すり減ってしまった前・後輪です。使用頻度は往復3㌔程度が年210日程度ですので、走行距離は約630㎞となります。このツルツルのタイヤはホームセンターで売っている一般的な物で¥1,200程度の物です。今回も引き続き、メーカー違いの耐摩耗タイヤに交換してみることにしました。セットのチューブは、1.2㍉厚で、耐パンク性もアップしています。実際タイヤ交換をしてみて、一般のチューブと違いかなりしっかりしていますので、リムにタイヤを入れる時も挟みにくくなっていました。

使用済みのタイヤを小さくカットする  ▲top

ボルトカッター
BoltCutterS ペンチで切れない太い針金やボルトなどをカンタン・に切ることが出来る工具です。
 家庭では余り出番が無い工具ですが、太い針金構造の物を小さくしたりできます。

 タイヤのリムに当たる部分は、強度が必要なためにケブラー繊維や金属が使われています。普通のタイヤは、ワイヤービードとなっています。本体はゴムと布で出来ていますので万能ハサミで切れますが、縁の部分はボルトカッターでないと切れません。小さくして捨てるには、8等分にすると小サイズの「燃えないゴミの袋」に入ります。

TireCut TireCutS
リムに当たる部分は強度が必要なために金属ワイヤーが入っています。最初にボルトカッターで切ります。
OldTireCutPeace TireCuted
カットしたタイヤ。右はカットして小さくなったタイヤを重ねて小さく廃棄

ハブメンテ LEDライト チェーンホイール CC/BB保守 ワイヤー潤滑 ブレーキ交換 Vブレーキ交換 外装変速タイヤ交換 チェーン交換 ワイヤー交換 パンク修理 注 油 適正空気圧 リムの振れ取り スポーク修理 BBメンテ ペダルメンテ

移 動: タイヤ交換で必要な工具 タイヤの種類と選び方 フレームから車輪を外す タイヤをリムから外す 新タイヤに交換 タイヤを取付ける まとめ 耐摩耗タイヤの実力 古タイヤ破棄

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