上腕式血圧計のスイッチ不具合対策
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上腕式血圧計のスイッチの不具合
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上腕式電子血圧計の運転スイッチの接触不良
この血圧計は、上腕式の「オムロン デジタル自動血圧計 HEM-7051」です。認証日は2005年11月で製造日は2007年6月25日(第2版)となっています。現在から逆算すると製造後14年も経った製品でした。
1日に朝・夜で計6回として既に計測回数は3万回を超えている計算になります。本体内のポンプの作動には異常はありませんが、一番酷使される「運転スイッチ」の反応が1回で済むところ、稀に2〜3回押さなければならない時がありました。
定電圧の電製品などには、主に小型のボタン型のタクトスイッチが使われていますが、このスイッチの磨耗と考えられます。内部がどうなっていて部品は何が使われているのか分解してい見ることにします。
※ 場合によってはさらに壊れ、使用不能になる場合があります。修理は自己責任でおこなってください。
本体を分解して内部を確認する
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分解は2本のネジを緩める。
最近の小型の電気製品は、テレビのリモコンからこの様な血圧計まではめ込み式構造がかなりを占めています。このタイプの製品は、昔の様に全てネジで開閉する様になっていません。イラズラで壊れたりするので、ネジは最低限の使用となっています。
嵌め込み式は筐体の合わせ目の上下に「ツメ」と「掛かり」があり、上下を合わせるだけでしっかり噛み合う構造になっています。
この上腕式電子血圧計の場合は、左の画像のように裏返しにすると黄色の矢印の場所に穴があり、奥にビスが隠れています。しかしこれを緩めて外しても、上下はウンともスンともいいません。
上面プレートを外して内部を確認する
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分解前には電池を外す
現在は時たま運転スイッチの反応が悪くなることが稀に出ていますが、先述の様に試用期間が楽に10年を超えていますので、スイッチ作動が異常になってもおかしくない状態です。血圧測定は毎日朝晩と行っていますので、これを途切らすわけには行きません。
そんなことから運転スイッチの作動が悪くなった時にすぐ対応できる様、内部を確認するために、分解作業を行います。画像は前のコーナーで画像を掲載しておりますので、ご覧になってください。ちなみにここで使うのは、#1のドライバーと金属ヘラです。
ヘラの差し込む場所は血圧計の左右の隙間です。ヘラを隙間から下方向に差し込んで起こすと上下のフックが外れます。
※無理やりすると本体が割れる場合がありますので慎重に作業します。
底面のビスを外すと、左右の隙間から上面プレートを外すことができます。
電子血圧計の内部画像
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オムロン上腕式血圧計本体の上面パネルを外した状態
右側にある「計測ボタン」用のタクトスイッチとLCD下にある2つのボタン用タクトスイッチ
タクトスイッチの交換について
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4ピンDIP 6x6x4.5mm 10個 タクトスイッチ小 3個
タクトスイッチの交換は、取り付けてある基盤をホルダーから外します。基盤を裏返するとタクトスイッチが取り付けてある半田部分が、見えますのでここを半田ゴテを加熱し基盤に留めてあるスイッチの脚部分を溶かして引き抜きます。この時に穴が塞がらない様に吹き飛ばします。
この穴にタクトスイッチの脚を差し込んで、裏側からペーストを脚に少量塗ってから
4箇所半田付けをして冷ますと完成です。
交換するタクトスイッチ
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電気製品のプッシュスイッチ(タッチタイプ)に良く使われているのが「タクトスイッチ」です。良く見るとこのスイッチには4本の脚がありますが、脚の開きが違っていますので、交換時に迷うことがない様にしてあります。
このスイッチは、別ページの"ガスファンヒーターのスイッチ完全修理"でも使われています。このスイッチはかなり耐久性があるタイプで、壊れたのは購入後15年超えてから調子が悪くなったという製品です。1回取り替えた恐らく次は本体がどうしようもなくなっている事の可能性があります。
ちなみに前回修理した、Logicoolのマウスのホイール部分にもこの「タクトスイッチ」が使われていました。
"マウスの部品交換/Logicool M186"でも使われていましたので修理部品として汎用性が高いと思われます。
取り寄せてある「タクトスイッチ6mmx4.5mmH」。
【長く使うために】
電子製品は本体が壊れるまで使いたいものです。特に使用頻度が激しいスイッチなとは消耗品の代表と言ってもいいと思います。こういうボタンスイッチの機器は長期間の使用で磨耗しても仕方がない部品で、これを交換する事に寄って蘇る可能性がある部品です。故障したからと言って捨てる事なく、また使用することができます。キーワードは『心臓部はまだ壊れていない』からです。
※ 場合によってはさらに壊れ、使用不能になる場合があります。修理は自己責任でおこなってください。
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