IROIROtitle
USBファンの修理は可能?/加工しましょ!/CHSいろいろサイト
iroiroLOGOsss
IROIROサイトのトップページは、修理(自転車あり)・アウトドア(野鳥)・青梅や奥多摩の記事など山盛り掲載してあります!上のロゴをクリック!

「修理しましょ!」のページでは、実際試してみた個人的な感想です。ご参考になれば幸いです
回転野菜水切り器


軟質プラスチック
(亀裂など)


扇風機の応急修理

ブラインドの修理


キッチン床修理


旧型水洗トイレの修理



自転車修理


ファスナー修理


戸車メンテナンス

傘の修理


銀ロウ溶接


電気コードの接続


小型照明製作


中間スイッチ追加


USBファン修理

掲載データ
“禁転載”

CHS HomePage

回転が落ち止まったUSBファンの修理

移 動: 本体の分解 修理用品 モーターの取り外し モーター交換 使用レポート

リンク: 扇風機の羽根の修理 USB扇風機の異音修理 自在アームUSB扇風機の修理 小型扇風機ガードの修理

     
     

  USBファンの修理は可能か?

USBfan
ブレードが剥き出しのUSBファン

パソコンを冷却用のファンの一つが回転が段々遅くなり、ついに止まってしまいました。止まる前の症状は回転がカクカクとした感じで、おそらくモーターのブラシが摩耗してしまったようです。軸を持って指で回してみても、少しゴリゴリした感じでこれはもう廃棄と思っていました。他の用事でホームセンターに行った時に、模型でよく使うモーターが数種類並んでいました。実物を外してお店に持っていくとサイズがピッタリ!しかし電圧が3.0V用となっていました。分解した時にツェナーダイオードとコンデンサーがモーターの端子にハンダ付けしてあったので、大丈夫と判断して購入しました。なんと価格は198円とリーズナブルでした。

  USBファンの分解

このUSBファンは羽の部分が差し込み式ですのでカンタンに取り外しでできます。次に軸のところに黒いプラスチックのリングがありますので、精密ドライバーのマイナスの物を隙間に差込んで浮かせて外します。モーターカバーの固定には、このリングと、モーター後方下に小さなネジがありますのでこれを外します。

  
ブレードは引き抜くことができます。本体カバーは下のネジで開きます。

  修理部品と工具を見る

【amazonで調べる】
  

モーター ELPA HK-280H
RE-280型 適正電圧 3.0V
適正電圧の回転数 6,600(r/min)

  
SK11
精密ドライバーセットNo.1500N
  

goot
電子工作用はんだこてセット X-1200

  モーターの取り外し

モーターカバーを外すとモーターが見えます。USB電源使用のファンなので、5.0Vに電圧に対してモーターの適正電圧は3.0Vになっています。電圧の差の関係でしょうかモーターの端子にはプラス側にツェナーダイオードと両端子にはコンデンサーがまたがって、ハンダ付けされています。

  

  モーターの交換

 まず、壊れたモーターの端子に付いているハンダをハンダコテで溶かして線を外します。上の写真を見て頂きますと赤い線にはツェナーダイオードが付いていますので、抵抗の端子側を溶かして外します。白い線はそのまま外します。線を抜くと端子の穴がハンダで埋まってしまいますので、コンデンサーも外しますが、最初にコンデンサーの電極をモーターの穴に通しておきます。

  
市販のモーターは3.0V用ですが、サイズは同寸法

 モーターを用意します。この製品に使われているモーターはELPAから発売されている「HK-M280H」がピッタリ合いました。モーターに付いている電線は半田ごてで外しますがこれも息を強く吹きかけてハンダを飛ばし端子の穴を復活させます。ファン本体に線が繋がっているので作業がやりにくいですが、アーム部分を曲げてモーターカバーを固定するといいと思います。次にマイナス側(白い線)を一緒に端子の穴に通してハンダ付けします。次に赤い線に繋がっているツェナーダイオードをコンデンサーの電極と一緒にプラス側の端子に通してハンダ付けをします。

  
新しいモーターに半導体を半田付けし、スイッチONで飛びそうなくらいに回りました。

 交換したモーターをケースに納め、黒いリングをケースの前にはめ込みケース後ろ下側のネジを締めます。最後に羽をモーターの軸に差込みます。
モーターのサイズや軸の径も同じで、ピッタリ収まりました。修理したファンをUSB端子に差し込みスイッチを入れると、猛烈な風で本体が後ずさりする位の勢いでした。結局安定させる為にアームを調整し静止して使う事ができました。

【使用レポート】
このモーターは回転数が、6600回転/分と高いせいかかなりの風量があります。今のところ異臭などの問題は全くありませんが、スイッチ部分、モーター部分、USB/ACアダプターが少し熱くなります。
引き続きテストをしてみました。長時間使っていると上記3ヶ所がかなり熱くなってきました。悪いことにモーターの焼ける匂いがしてきました。後日モーターに流れる電流をテスターで計ってみました。

  • USBからの電圧 4.9V
  • モーターに入る電圧 4.27V

ということで、プラス端子に付いていたツェナーダイオードが5.0Vの電圧を3.0Vまで下げておらず、モーターの適正電圧を遥かに越える4.27Vの電流が流れていました。
熱をもったスイッチの裏側はわずかな熱変形が起こっていました。

【電圧を下げるための参考ページ】
これを3.0Vに下げるにはこちらのページに表記してありました。 現在も問題なく回っていますが、モーターやUSBの電源に影響を与えると思われます。
このままでの修理はお勧めできませんので、モーターの端子で3.0Vに落とせる、ツェナーダイオード2Vへの交換が必要と書いてありました。

【ACアダプターの発熱に関しての参考ページ】
ACアダプターの発熱に関してはこちらに書いてありました。

移 動: 本体の分解 修理用品 モーターの取り外し モーター交換 使用レポート

リンク: 扇風機の羽根の修理 USB扇風機の異音修理 自在アームUSB扇風機の修理 小型扇風機ガードの修理

     
     

   CHSのIROIROサイト:人気サイト      トップへ


CHS HomePage Communication Handle Service Corp./ Maintained by A.Shiono Since 14/Sep./2013 - Last Modefied 4/Jun./2021