![]() 回転が落ち止まったUSBファンの修理 移 動: 本体の分解 修理用品 モーターの取り外し モーター交換 使用レポート リンク: 扇風機の羽根の修理 USB扇風機の異音修理 自在アームUSB扇風機の修理 小型扇風機ガードの修理
USBファンの修理は可能か? パソコンを冷却用のファンの一つが回転が段々遅くなり、ついに止まってしまいました。止まる前の症状は回転がカクカクとした感じで、おそらくモーターのブラシが摩耗してしまったようです。軸を持って指で回してみても、少しゴリゴリした感じでこれはもう廃棄と思っていました。他の用事でホームセンターに行った時に、模型でよく使うモーターが数種類並んでいました。実物を外してお店に持っていくとサイズがピッタリ!しかし電圧が3.0V用となっていました。分解した時にツェナーダイオードとコンデンサーがモーターの端子にハンダ付けしてあったので、大丈夫と判断して購入しました。なんと価格は198円とリーズナブルでした。 USBファンの分解 このUSBファンは羽の部分が差し込み式ですのでカンタンに取り外しでできます。次に軸のところに黒いプラスチックのリングがありますので、精密ドライバーのマイナスの物を隙間に差込んで浮かせて外します。モーターカバーの固定には、このリングと、モーター後方下に小さなネジがありますのでこれを外します。
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モーターの取り外し モーターカバーを外すとモーターが見えます。USB電源使用のファンなので、5.0Vに電圧に対してモーターの適正電圧は3.0Vになっています。電圧の差の関係でしょうかモーターの端子にはプラス側にツェナーダイオードと両端子にはコンデンサーがまたがって、ハンダ付けされています。 モーターの交換 まず、壊れたモーターの端子に付いているハンダをハンダコテで溶かして線を外します。上の写真を見て頂きますと赤い線にはツェナーダイオードが付いていますので、抵抗の端子側を溶かして外します。白い線はそのまま外します。線を抜くと端子の穴がハンダで埋まってしまいますので、コンデンサーも外しますが、最初にコンデンサーの電極をモーターの穴に通しておきます。 モーターを用意します。この製品に使われているモーターはELPAから発売されている「HK-M280H」がピッタリ合いました。モーターに付いている電線は半田ごてで外しますがこれも息を強く吹きかけてハンダを飛ばし端子の穴を復活させます。ファン本体に線が繋がっているので作業がやりにくいですが、アーム部分を曲げてモーターカバーを固定するといいと思います。次にマイナス側(白い線)を一緒に端子の穴に通してハンダ付けします。次に赤い線に繋がっているツェナーダイオードをコンデンサーの電極と一緒にプラス側の端子に通してハンダ付けをします。
交換したモーターをケースに納め、黒いリングをケースの前にはめ込みケース後ろ下側のネジを締めます。最後に羽をモーターの軸に差込みます。 【使用レポート】
ということで、プラス端子に付いていたツェナーダイオードが5.0Vの電圧を3.0Vまで下げておらず、モーターの適正電圧を遥かに越える4.27Vの電流が流れていました。
【電圧を下げるための参考ページ】
これを3.0Vに下げるにはこちらのページに表記してありました。 現在も問題なく回っていますが、モーターやUSBの電源に影響を与えると思われます。 このままでの修理はお勧めできませんので、モーターの端子で3.0Vに落とせる、ツェナーダイオード2Vへの交換が必要と書いてありました。 【ACアダプターの発熱に関しての参考ページ】 ACアダプターの発熱に関してはこちらに書いてありました。 移 動: 本体の分解 修理用品 モーターの取り外し モーター交換 使用レポート リンク: 扇風機の羽根の修理 USB扇風機の異音修理 自在アームUSB扇風機の修理 小型扇風機ガードの修理
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