全自動洗濯機の操作パネル交換／CHSのIROIROサイト

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ベルトの長さ調整した衣類乾燥機
衣類乾燥機の修理

このページでは、「捨てるなら, ダメモトで直してみる」をコンセプトに家庭用品を修理したページです。

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衣類乾燥機の修理

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乾電池充電器の修理

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リールキーホルダーの修理

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水漏れリモコンの修理

掲載データ
“禁転載”

　"洗濯機操作パネル交換" (2013年製)

移　動：室外使用の洗濯機の修理中古部品をネットで探して修理をする旧型と後期型部品を比較するコネクタ形状の比較画像パーツの相違チェック完全装着できた操作パネルカバーブザーは取り外しできるか？

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　　故障状況 ■ 洗濯　○　 ■ 脱水　○　 ■ すすぎ　○　 ■ お知らせ音　×　 ■ 外装　×　

※ 場合によってはさらに壊れ、使用不能になる場合があります。修理は自己責任で行ってください。

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2013年のSHARP ES-TX820と10年後の製品

浮いてきた操作パネルのカバーフィルム

　世間に省エネ家電が話題になり、2013年に省エネ性能を掲げて登場した、SHARPの全自動洗濯機です。その約10年前にも同じメーカーの物を使っていましたが、モーターが停止して使えなくなりこの機種に交換しました。この洗濯機も購入後10年の節目を迎えます。
　この洗濯機は訳あって洗濯後にすぐに干せるバルコニーに設置しています。野外は風雨、紫外線、温度変化など設置場所としては、かなり厳しい環境です。上面を含む外側３面はガード設置してあります。こんな状況でも今のところ問題なく洗濯をこなしています。

紫外線対策

　右上がその劣化した洗濯機の操作パネルですが、洗濯機上面はポリカの波板でガードしてあるといえ、隙間から入ってくる紫外線が、樹脂に大きな影響を与えます。その結果操作パネルは柔らかい樹脂で覆われていますが、その部分が長期間紫外線に晒され上部フィルムは劣化して柔軟性が失われています。
　この操作パネルは、ボタンを押しやすい様に全面柔軟性のあるフィルムが使われていますが端から剥がれてきています。おそらくこの隙間から毛細管現象で雨水が染み込んでいると考えられます。この中でも電源スイッチは使用頻度が多いため、紫外線で劣化していた様で先にヒビが入ってしまいました。

買い替えでゴミを出すか、
出来るだけ修理して再利用か？

　おそらくそこから水が侵入したのか各ボタンの操作音、終了時のブザー音などが鳴らなくなってしまいました。そしてフィルムの表面が紫外線・風雨・埃の擦れで表示窓の数字等が濁りで見辛くなってきました。
　洗濯、脱水、排水など主要機能は全く問題がないのですが、一番困るのが、洗濯終了ブザーが鳴らなくなり、いつ洗濯が終了したの判断がつかなくなりました。しかし選択に関わるの機能は全く問題がありませんので、問題になっている箇所の部品（取り付けられそうな同社の操作パネル）を探す事にしました。

　中古部品をネットで探して修理をする　トップへ

ネットで見つけた同型の操作パネル

　数年前から叫ばれている、廃棄物をできるだけ減らし使えるものは直して使おうという、地球環境に負荷を掛けないという考えの「SDGs」は個人的にも陰ながら応援しています。
　まず最初は「修理をする」ということを念頭に、修理が可能かを判断します。ネットで部品を探してみることにしました。運良く検索に引っかかったのは「SHARP シャープ洗濯機　ES-TX8C　操作パネル」でした。今ある型番は、SHARP ES-TX820で、数回改良されたモデルの様でした。念のために手元の洗濯機の操作パネルを外してみることにしました。取り付けネジの位置は同じ様で物理的にはめ込めそうです。
　新型のYX8Cとはで残が若干違いますが、スイッチ類、ランプの位置などほとんど同じ様です。一か八か購入してみる事にしました。

　　旧型と後期型部品を比較する　　トップへ

購入当時のSHARP ES-TX820の操作パネルの左側と右側

10年後の傷んだSHARP ES-TX820の操作パネルで、頻繁に使う箇所にはヒビ割れが発生しています。

交換予定のSHARP ES-TX8Cの操作パネルの左側と右側

　コネクタ形状の比較画像　　　トップへ

　下の画像が、修理前のSHARP ES-TX820のコネクターの形状です。その下段にあるのが、後継機種のSHARP ES-TX8Cのコネクターです。TX820のコネクターソケットが形状が幾分違う様に見えます。最悪の場合は、操作パネル裏側にある黒いコンセントに挿さっている白いプラグが同じ様なので、ここからの交換となるかもしれません。

購入当時のSHARP ES-TX820のコネクター

中古SHARP ES-TX8Cのコネクター

修理前のSHARP ES-TX820のコネクター周り

　　パーツの相違チェック　　トップへ

使えるかしら？

　運良く手に入れることができたのは、傷が全く無い操作パネルでした。屋外使用で10年間というのは、かなりダメージが大きく、操作パネルの構造上防水を兼ねた柔軟性のあるフィルムが上に貼ってあるので、場所に寄ってヒビ割れが起こっています。
　また、フィルム自体の接着性が極端に下がっていて捲れた箇所から水が侵入していたかもしれません。早速到着した物を確認する事に。同社の同系列の洗濯機とはいえ10年前の機種に装着できるかやってみる事にしました。サイズは大丈夫そうなので、問題はソケットとプラグの形状でした。
　合わせてみると極数は６つで同じ数でしたが、形状が全く合わず残念ながら挿すことができませんでした。コネクター形状が同じものでしたら、そのまま使うことが出来たので残念でした。

傷んだES-TX820の操作パネルと到着した中古のES-TX8C（下）部品

フィルムが剥がれ文字が薄くなったたES-TX820とES-TX8Cの操作パネルの劣化具合

フィルムが剥がれ文字が薄くなったたES-TX820とES-TX8Cの操作パネルの劣化具合

問題は新型のコネクターと現在のコネクターが接続できるかです。

　　完全装着できた操作パネルカバー　　トップへ

　ソケットの形状が違う場合は、間違って以前の回路に繋がらない様に形状が変わっている場合があります。強制的に接続してトラブルが出ない様に、最悪のケースの事も考えて回路を外した、トップカバーのみを使う事にしました。

ストレス軽減したわ〜！

　幸い、TX820とTX８Cは、トップカバーと基盤の装着穴が同一位置だったので、新しいトップカバーをそのまま装着することが出来ました。
　操作パネル交換の効果は抜群で、回路上のランプ類が新品の様にクッキリ見えます。今まですりガラスの様になっていた残り時間などの数字表示する窓が、判別が容易になってストレスが減りました。交換前の操作パネルはフィルムが手前側が捲れてきたり、紫外線で劣化した操作ボタンの箇所に亀裂が入ったりしていましたので、いつ雨水が浸入して、操作が出来なくなってしまうのか不安でした。

昼間時でもくっきり見えます

　今までは曇りガラスの様で日中は手で覆い隠したり、濡らさないと数字表示が見えませんでした。トップカバーがほぼ部品でしたので、これらの隙間から雨水の侵入の心配も無くなりました。
機能や残時間表示が判別しにくいというストレスがしばらくは無くなります。

10年目の洗濯機の操作パネルを中古のES-TX8Cに交換した状態。

　　新しいブザーは取り外しできるか？　　トップへ

取り寄せたES-TX8Cの分解した操作パネル基盤(上)と傷んだES-TX820のパネルの裏側(下)

取り外し出来ないブザー

　ただ、残念なことは、基盤は古いままなので、操作音や終了時のサウンドが出ない事でした。これは購入部品から部品取りが出来ればこの問題もクリアできそうです。
　時間があるときに新しいパネルを分解して内部を見ました。内部の基盤は水対策が行われていて、透明の樹脂が流し込まれていました。右の画像がスピーカーらしきものですが、ソケットが電子基板に差し込まれて防水樹脂が流し込まれていて引き抜くことが出来ませんでした。一見スピーカーユニットが、基盤から出ている２本のソケットから引き抜けそうでしたが、そこにスピーカーへの細い銅線が付いていました。この状態で取り外しは難しいと判断して、これで操作音関係は望み薄になりました。