"ガスファンヒーターの内部清掃" 移 動: 燃焼が止まるGファンヒーター 使用する用具 Gファンヒーターの分解 外側のカバーの取り外し 燃焼室のホコリの除去 吸い込み口の清掃 作動状態の確認 リンク: 警告灯がすぐに点くフィルターの掃除 警告灯対策の内部清掃 厚紙を使ったファンヒーターの掃除 シロッコファンの掃除 ★最終手段:分解内部清掃 運転スイッチ交換 トップページ 燃焼が止まってしまう長期使用のガスファンヒーター対策 トップへ
昨年、ガスファンヒーターの燃焼停止の不具合対策として、外側から見える背面のフィルター、前面の送風口の清掃を行いました。前面の温風を送り出す「シロッコファン」凹みには長期間で溜まり、へばりついていたホコリの塊は除去しました。このファンヒーターはキッチン使用の為「炒め物などの油調理で出た油煙の細かい粒子」を吸い込み、細かい目のフィルターにわずかに目詰まり起きていました。これは燃焼停止の直接的な原因ではありませんが、20年越えなのでこの機会に交換しています。 10月も半ばになり、朝などは夏の猛暑に慣れていたせいで少しの室温低下でも寒く感じる様になりました。ここで「冬の準備」としてファンヒーターの試験運転をしてみました。
昨年は、先述しましたように「目に見える範囲の清掃」をやってみました。シーズン初めにこのファンヒーターを作動させてみました。・・・数分経つとやはり燃焼が止まってしまいます。これでは、新しいものに買い換えるか、オーバーホール(分解掃除)を行うかのどちらかをしないと寒い冬を過ごすことはできません。 使用する用具 トップへ
ガスファンヒーターを分解するには、プラスドライバーのみですが、実際やってみると外す時に引っ掛かったのでスクレーパーで浮かせてあげるとすんなり外れます。
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ガスファンヒーターの分解 トップへ
ガスファンヒーターの周りを見回すと、この機種では側面に左右2個ずつ、背面には6箇所、底面には、2箇所そして上面のコントロールパネル固定用に背面上部に2箇所のネジがあります。気を付けなければならないのは、背面のいくつかにカバーの取り外しには関係ない、内部部品の背面プレート固定用ネジが使われています。これはカバーを外した時に接続状態が分かります。 外側のカバーの取り外し トップへ カバーを取り外した、内部前面の構造。
いくつかのネジを外すと前面カバーを外すことができます。上の画像が内部全面で、左側の金属の覆い部分がガスバーナーが収まっている燃焼室で、丸い穴の下側には送風用のシロッコファンが収まっています。
燃焼室の丸い穴の上にあるコードは黒が「バーナー温度センサー」で白が「燃焼室上部温度センサー」で、シロ157℃、クロ216℃とカバー上部に刻印されてす。 作業がやり易いハンディクリーナーで、こびり付いたホコリを吸い取ります。外カバーを外します。 燃焼室の分解とホコリの除去 トップへ 問題の燃焼室は、上部にカバーがついています。この断熱カバーは前面から背面に回る様な開いたコの字の様な形をしています。この金属板の前下側に2つのネジと、上部背面側の2つのねじで取り付けられています。背面のネジは後ろカバーを外さないとアクセスできません。このカバーを外すと外装カバーが加熱して高温にならない様に二重構造です。そのために内側にもう一つカバーがあります。 燃焼室の外カバーを外します。 上かガードを外すと、中に「シロッコファン」が見えます。焼けた金属板部分にバーナーが収まっています。 カバーを外しクリーナーでホコリを吸い取ります。カバー裏側には大量のホコリがありました。
上の画像がカバー内の状態です。このカバーは高温にさらされる箇所なので耐熱カバーが取り付けられてます。センサー付に積もった分厚いホコリによって、内部温度が放熱されずに上昇するのみと考えられます。 シロッコファンの吸い込み口のホコリの除去 トップへ
燃焼室の積もったホコリを除去後に、燃焼した温まった空気をスムーズに送り出せるようにシロッコファン横の吸い込み口の目詰まりを確認します。ここが詰まると熱い空気を排出できずに内部温度が上昇します。吸い込み口はファンの軸の左側にあり、案の定ホコリで詰まっていました。 組み立て時の注意 組み立てについては、分解時に沢山のネジが使われています。この製品は、鉄板ビスが使われています。しかし種類が3種類使われています。外側の見える部分には、「クロームメッキ」が使われていて、内部には「ユニクロメッキ」、表側の温風吹き出し口の黒い部分の留めには「黒ネジ」が使われていました。内部では1つ少し違う形状がありましたので、種類別に分けておくと組み立て時に数が合わなくなる恐れも減ってきます。 ホコリの除去後のファンヒーターの作動状態 トップへ
この機種東京ガスRR-2406-Xの製造日を調べたところ2005年8月製造ものだということが分かりました。現在が2019年10月なので、使用年数が14年越えの製品ということでした。しかし別の部屋で使用しているがファンヒーターは、この製品より5年位前の製品です。こちらでは全くトラブルが出ていませんので機種に寄ってホコリの排出性能が違うのか、キッチン使用の為油煙のせいでこびり付いたのかもしれません。 故障の原因分析と修理後
内部にある燃焼部が、こんな状態に状態になっているのだとわかりました。結果的に分解して徹底的にホコリを除去したことにより、現在燃焼が止まる事なく問題なく暖かい温風を出し続けてくれています。 次に出た症状と対策 トップへ
内部清掃後には燃焼停止することもなく、このガスファンヒーターは快適に燃焼し働いてくれています。 ご注意!!:ご自分での分解清掃は内部の配線を切ったりセンサーのラインやガスのラインを折ってしまったり、切ったりして危険なことが多くあります。修理する方は業者に依頼するか、このことを念頭に置いて自己責任で行ってください。※但し、10年越えのこの様なファンヒーターは部品保有期間を過ぎていて修理を受けてくてません。新品に買い替えを勧められる可能性があります。 移 動: 燃焼が止まっるGファンヒーター 使用する用具 Gファンヒーターの分解 外側のカバーの取り外し 燃焼室のホコリの除去 吸い込み口の清掃 作動状態の確認 リンク: 警告灯がすぐに点くフィルターの掃除 厚紙を使ったファンヒーターの掃除 シロッコファンの掃除 ★最終手段:分解内部清掃 別部屋のGファンヒーターの内部清掃 運転スイッチ不良 トップページ |