"1985年製ガス衣類乾燥機 燃焼停止の対策" 移 動: 衣類乾燥の異音 分解するための下準備 本体の向きを変え背面のカバーを外す 衣類乾燥機の内部 異常加熱による運転停止の原因を探る 排気の心臓部が破断 プーリーベルトを輪に溶着する プーリーベルト融着後の処理 排気の心臓部が破断 衣類乾燥機に通して融着します 衣類乾燥機に通して融着します 2回目のプーリーベルト交換 交換したプーリーベルトの動画 再び停止した原因とは? 再びベルトが外れた原因は、やはり「タルミ」だった! 長さ調整したプーリーベルトの動作画像 冷却忘れで、まさかのプリーベルトの切れ リンク: ガス衣類乾燥機の異音対策 ガス衣類乾燥機停止の原因と対策 途中で止まる衣類乾燥機のメンテナンス 警告灯がすぐに点くファンヒーターのフィルターの掃除 厚紙を使ったファンヒーターの掃除 シロッコファンの掃除 ★最終手段:分解内部清掃 リビング使用のファンヒーターの内部清掃 故障状況 ■ 衣類乾燥 ○ ■ タイマー × ■ 点火 ○ ■ 静音 ○ ※ 場合によってはさらに壊れ、使用不能になる場合があります。修理は自己責任で行ってください。古いガス乾燥機:異常停止対策 トップへ
雨の日の洗濯は、乾燥機があると非常に便利です。この衣類乾燥機は、1985年5月に購入した「ガス衣類乾燥機:乾太くん」です。現在が2023年8月ですからすでに38年の月日が流れています。こんなに長く使えているのも、乾燥機を使う日は、雨の日など湿気が多くて洗濯物が乾かない日のみだからだと思います。 衣類乾燥開始時に異常加熱による運転停止の原因 トップへ
毎日使用ではありませんが、38年も経つといろいろの箇所が壊れて来ます。最初に壊れたのが指定の時間が来ると運転を止めてくれるタイマーです。これは衣類乾燥機では重要な部品です。代用として手動にはなりますが、キッチンタイマーなどでも対応しました。 分解するための下準備 トップへ 以下は異音対策の時に行った分解作業と同じですが、洗濯物の湿気を排出する為にダクトが伸縮性があるので、取り外さずに設置台の上で作業ができました。
衣類乾燥機は、内部のドラムを回転させて動きます。その為振動が起こり落下の可能性がある為に専用スタンドに4本の長く太めのネジで固定されています。 本体の向きを変え背面のカバーを外す トップへ
本体をスタンドに固定してあった4本のボルトを外し、無くさないに容器に入れておきます。本体には、電気コードとガズホースが繋がっていますので、コンセントからプラグを抜いておきます。またガスは元栓を締めて万が一ホースが外れても大丈夫にしておきます。 左の画像の青い矢印はドラムの軸を留めてある支柱用で上下各2本使われています。そのうち片側は取り外せる様になっています。取り外した鉄板ネジは無くさない様にトレーに入れておきます。 衣類乾燥機MA-030Rの内部 トップへ
上の画像がガス衣類乾燥機MA-030Rの背面から見た内部です。
長期間の使用で、バーナー部の側面が熱くなって燃焼停止になる事がありました。この画像を見ると排熱用のプーリーベルトが緩んで空回りし完全に排熱出来ていなかったのかもしれません。緊急対策として小型扇風機でバナー辺りを冷やし温度を下げる事により、完全乾燥迄できる様になりました。当時はよく分かっていませんでしたが、このプーリーベルトが重要な役目を果たしていました。 異常加熱による運転停止の原因を探る トップへ このガス衣類乾燥機『初代の幹太くん」は38年と長期間の使用で経年劣化していく部品があります。先述しましたが、モーターで作動するタイマーは専用部品の入手ができませんでした。次は摺動部油切れによるイオンの発生でした。次に起きたのが、この運転停止の症状です。
停止の原因となった異常加熱がどういう風に発生したか調べることにしました。ガス衣類乾燥機の主な構造は、乾燥回転ドラム、燃焼部、湿気排出構造です。 排気の動作確認 トップへ
これで問題になっている箇所は内部にあると、各部を確認してみることにしました。 衣類乾燥機の心臓部のベルトが破断 トップへ
衣類乾燥機には2つのプーリーが使われています。その一つが乾燥ドラムを回転させ衣類をかき混ぜるための物で、もう一つが、バスバーナーによってドラム内で発生した湿気と排気を機外に排出するための回転ファンを回すものです。 プーリーベルトを輪にする手順 トップへ
筐体内部に説明書があり、その中に補修部品としてベルト記載されていましたが、部品の保有期間の10年は既に20年以上経っていますので、入手不能になっています。破断したオリジナルのプーリーベルトの接続を、溶着温度をハンダゴテ〜炎まで変えて試みましたが、溶ける様子もないので溶着で接続する可能性は全くありませんでした。 プーリーベルト融着後の処理 トップへ
ネットで製品と接続方法をネットで学びました。融着専用器具があるのも見つけましたが、2万円以上していしました。融着固定する道具は手作りしました。割り箸の繋がっている手元部分に融着部分を収めるよう7mm程度の穴を空けます。割り箸の溝でベルトを当てがって、固定するために両側に24mm幅のマスキングテープを使用します。 衣類乾燥機に通して融着します トップへ 2回目のプーリーベルト交換 トップへ
前回のプーリーベルトの溶着が終わって、溶着を安定するために2〜3時間程度休ませて、湿った洗濯物入れて早速乾燥機を回しました。なかなかいい感じで動いてていると思い、20分間運転運転して様子を見に行く事にしました。 交換したプーリーベルトの動作画像 トップへ ブーリーベルト交換後に作動した状態でバタ付きがあります。 撮影:iPhone SE3 640x424にリサイズ
古い切れたベルトは、恐らく伸びていたのかもしれません。思い起こせば、燃焼停止した時、排気が間に合わなくなっていて、側面のバーナー上部が高温になっていました。対策として小型扇風機で冷却して使っていました。 再び停止した原因は別の箇所だった! トップへ
前回はプーリベルトを修理したので、試しを兼ねて衣類乾燥機を動かしてみました。
もう何回も分解しているので、これには慣れて安全に分解・組立てができる様になりました。いつもの手順でネジで固定してある専用スタンドから、本体をずらして裏蓋を開けてみました。
今回のケースはなんだろうと原因を探すと、ベルトがモーター側のプーリーから外れていました。
・・・ベルトが伸びた?と思ってモーター側のプーリに掛けてみるとモーターがガタガタ動くではありませんか!原因は本体底面に固定されている2本無ければならないのネジの片側が緩んで欠落し、て床に落ちているのを発見しました。なんと残った1本のビスででモーターを固定していたのが原因でした。 再びベルトが外れた原因は、やはり「タルミ」だった! トップへ
上記に掲載した動画にあります様に、融着したベルトをプーリーに掛け運転した時にバタバタと暴れているのが気になっていました。純正品の供給が終わっており必要寸法の情報がなかったので、短いよりは少し長めの方が後程調整出来ると少し長めにしたのが原因でした。 長さ調整したプーリーベルトの動作画像 トップへ 前回ブーリーベルト交換後にバタ付きがあり。結果的に外れてしまいました。 今回は約3cm程カットして融着した動画です。 撮影:iPhone SE3 640x424にリサイズ 前日にバタついてプーリーから外れファンが動かなかった為、バーナーの熱気が排出できなくて庫内が高温になり安全装置が働き止まってしまいました。バタついていたプーリーベルトの長さを、今度は外れない様に3cmほど詰めてし溶かしてして輪になる様に融着しておきました。
融着面の強度が安定する様に半日程度休ませておきます。融着箇所が回転時にプーリーに引っ掛かかって外れない様に、バリを爪切りで出来るだけ滑らかになるようにカットします。 乾燥後冷却忘れで、まさかのプリーベルトの切れ トップへ 雨のために衣類を完全に乾かして、再び衣類乾燥機の出番がやって来ました。濡れた衣類をドラム部分に入れて点火しました。しかし、10分後に確認に行くとガスが消えていました。まさかと思い再び点火します。しかしすぐに火が消えてしまいます。・・・・投入口の扉のガラスが湿気で曇っています。これはベルトが切れて排気されていない証拠です。分解をして確認してみると案の定ベルトが切れていました。切断箇所を確認すると他には見つからなかったので溶着した箇所の様でした。ポリウレタンベルトを融着時に温度が低かった可能性も考えられます。今回融着する時に素材が液状になって透明感が出ると、初めて完全に溶けているのが分かりました。
プーリベルトは運転するとバタバタするので、カットしました。 元々は、乾燥工程の後に乾燥機内を冷却するために、消火後7分程度空運転する様になっていますが。この工程がタイマーが壊れたことによって、自動的に行われなくなったせいでついつい忘れて乾燥後冷却を忘れていたのが原因でプーリーに引っ張って掛けられている融着したベルトの接合面が温度で緩んで切れた可能性があると思われます。(運転中は排気されていて最後まで乾燥を終えているのが証拠です)
徐々に不具合箇所が出てきた38年越えのガス衣類乾燥機ですが、致命的に壊れたのはタイマー専用のモータでした。ガスファンヒーターもそうでしたが、ガス機器関係はかなり頑丈でまだまだ行けそうな感じです。しかし、内部に電子基板があるのでこちらの部品が壊れると廃棄になる可能性があります。 移 動: 衣類乾燥の異音 分解するための下準備 本体の向きを変え背面のカバーを外す 衣類乾燥機の内部 異常加熱による運転停止の原因を探る 排気の心臓部が破断 プーリーベルトを輪に溶着する 排気の心臓部が破断 衣類乾燥機に通して融着します 衣類乾燥機に通して融着します 2回目のプーリーベルト交換 交換したプーリーベルトの動画 再び停止した原因とは? 再びベルトが外れた原因は、やはり「タルミ」だった! 長さ調整したプーリーベルトの動作画像 冷却忘れで、まさかのプリーベルトの切れ リンク: ガス衣類乾燥機の異音対策 ガス衣類乾燥機停止の原因と対策 途中で止まる衣類乾燥機のメンテナンス 警告灯がすぐに点くファンヒーターのフィルターの掃除 厚紙を使ったファンヒーターの掃除 シロッコファンの掃除 ★最終手段:分解内部清掃 リビング使用のファンヒーターの内部清掃 |