再開発で消えた駅前の景色/CHSいろいろサイト

　上のイラストは、2013年の再開発開始前の北口周辺のマップです。この頃は所々の土地買収が始まるものの用地買収はは未だ途中の段階です。国分寺駅北口正面のパチンコ店の左脇の路地の左側と、一時駐輪場で利用されていた場所が空いています。また、北口大通り側では、トップを切って矢島商店（八百よっちゃん）が用地を売却しましたがその後数十年、様々な環境・経済の変化によって停滞してしまいました。そのなかでも再開発用地の中心にあったのが、国分寺百貨店（後のバザールＫ）です。昭和30年代創業の歴史あるお店も、老朽化でバザールＫとして形を変えていました。しかし再開発の用地として姿を消してしまいました。
　暫くして、平成25年になり鉄筋コンクリートの建物の北田ビル、三和銀行（本多公民館図書館分室）、板谷ビル、と駅前の商店（松田屋、多根果実店、保科理容室、平禄寿司、郊外土地）が残っていましたが、移転や廃業をして駅前から姿を消してしまいました。

　上のイラストは、さらに４年程前の2009年の再開発開始前の北口周辺のマップです。上の地図と比較してみますと、再開発用地がまだ少なく、北からでは丹野オリエントプラザ、バザールＫなどがありました。その西側に３つあった駐輪場も姿を消しております。
　本町二丁目の東南の角にあった矢野ビルの１階にあった三成堂書店も姿を消してサンドラッグに入れ替わりました。
　上の地図の2013年までは再開発ビルが建つ区域の商店の変化はありませんでした。

　下の写真は、再開発前の本町二丁目交差点から駅ビル側を撮影したものです。当時は、駅に向かって左手にある銀行は、「北海道拓殖銀行」から「東海銀行」そして「三菱東京UFJ銀行の国分寺駅前支店」へと変わりました。しかし本町二丁目交差点近くには、元々「三菱銀行」から変わった「三菱東京UFJ銀行国分寺支店」がありました。この時期には近い場所に２店の「三菱東京UFJ銀行がありました。
　少し前の話になりますが、拓銀の向かいには「三和銀行」がありましたが、こちらが銀行の統合で「三菱ＵＦＪ銀行」となりました。結局この銀行は、上記の銀行と統合されました。
　右手にあるダイソーは、以前は１・２Fに「スポーツ店」が入っていました。さらに遡ると、ビルになる前は、金物・荒物販売の「北田商店」でした。
この駅側は、NTTdocomoが入っている建物でしたが、その前は「バザールK」でその前身は「国分寺百貨店」で昭和30年代あたりからスーパーができる前までは、買い物客で賑わっていました。

　国分寺駅北口駅前広場が完成するまでは、開発前に北口の正面にあったパチンコ店が本町二丁目交差点の南西角（三菱銀行国分寺市店南側）に仮店舗を開いていました。

本町二丁目の交差点から駅側を見た2018.4.25の写真です。ダイソーは大通りの東側に移転
（この記事は2016年３月の再開発中。）

再開発前の国分寺駅北口　　トップへ

工事が始まる前はこちらが国分寺駅北口の玄関でした

国分寺駅北口の通路の夜景

　北口再開発事業工事に取り掛かる前の国分寺駅北口の景色です。現在は、再開発事業が終了し、cocobunjiでこの景色は隠されてしまいました。当時の北口玄関口の景色は当時の駅ビル「国分寺Ｌ（現在はCELLEO)」でした。建物北面にある非常階段は武蔵国分寺にあった「七重塔」がモチーフになっています。
　右の画像は、当時の国分寺駅北口の夜の景色です。入口周辺にあった商店は徐々に解体されていきました。
　下の２枚の画像は、国分寺駅駅舎の北口側の風景です。当時の出口は、正面の他に本町４丁目に向かう左にある階段と、北口大通りに向かう右側のスロープがありました。
※画像クリックで拡大画像が見られます

国分寺駅北口の出口の西方向で、正面には北口駅前の風景が広がっていました。北口で口正面の景色

北口駅前ロータリー　　トップへ

国分寺駅北口階段東側の階段でタクシー乗り場がありました。国分寺駅北口のぶんバス発着所

国分寺駅北口階段東側の階段でタクシープールがありました。タクシープールから続く国分寺北口東側階段

国分寺駅北口の東側にあったロータリーの夜の景色で、駅ビルが建つ前まではメイン通りでした。

　今はもう消えてしまった景色ですが、国分寺駅北口の東側の景色です。こちらは北口のタクシー・立川バスの乗り場に向う階段が見えます。この階段のある所ははもとは旧国鉄国分寺駅の北口の改札があった場所です。こちらが駅ビルができる前まで、北口大通りに繋がるメインストリートとなっていました。
　国分寺駅は遡ると明治22年(1889)には、甲武鉄道の駅として開業しました。江戸時代が終わりに十数年でお茶の水駅から八王子駅まで鉄道が敷設れました。そのうちの一つがこの国分寺駅です。明治27年（1894）には西武国分寺線の前身である『川越鉄道』が開業しています。

西通りY字路周辺　　トップへ

　再開発前の国分寺駅北口の西側のY字路です。現在の駅ビル建設前までは、このY字路の南側へ下る道の手前の平らな場所（丘の上）には西武多摩湖線の踏切がありました。ここから西側に下る道は現在と基本的には形は変わっていません。

再開発前の国分寺駅北口西側のＹ字路の風景

このY字路を南側から見た風景で、右の青い建物あたりがcocobunjiWestの西階段となります。

さらにY字路の南の坂下から見た景色です。

2013.9駅前の景色　　トップへ

2013.9.9の国分寺駅北口正面の広場

左−国分寺駅北口東側のタクシープール近くのスロープから見た景色。　　右−国分寺駅北口西側階段から見た西武多摩湖線の通路方向の景色

2008年の国分寺駅北口階段の東には、ロータリーのタクシー乗り場がありました。

左−国分寺駅北口の東側の階段は、立川バス・ぶんバス・タクシー乗り場に繋がる　右−交番もあった

　　　さらにその前：駅ビル建設前の国分寺駅北口周辺　　　　　トップへ

　国分寺駅のあたりは窪地になっていて、駅ビル建設前の国鉄時代から続いた国分寺駅旧駅舎は、駅前大通の柳寿司あたりから始まる下り坂の一番低い位置にありました。
　当時、坂の左側には、立川バス・西武バス・京王バス（途中から南口へ移動）の乗り場があり、駅前広場の西側にはタクシー乗り場がありました。
　駅舎の正面右側には、伝言板、後期には切符売り場で硬券を窓口で販売していました。JRになってからは裏側に磁気処理されている、切符の自動販売機がならんでいました。駅舎内には窓口があり、改札が並び、駅員さんが切符切りを行なっていました。
　この改札では、今では考えられませんが、目視の定期券期限のチェック、切符（硬券）に入鋏にゅうきょう（切れ目を入れる）していました。乗客が居ない時は改札鋏を「カチャカチャ」とリズム良く鳴らしていました。
　国分寺駅北口の改札口から入ると、右側に跨線橋に続く階段がありました。この跨線橋は、国鉄下河原線のホームと繋ぐもので、後の昭和35年頃に南口改札が出来ると南北の通路として跨線橋の役目をします。ちなみに当時は、南口に向かうには入場券10円が必要でした。
　西武線は現在と同じで２系統入っていて、下は西武多摩湖線ホームがあり、階段を上った右側に券売口、改札口、ホームと続いていました。消えかけた記憶では、もしかしたら小さな売店があったかもしれません。多摩湖線は国分寺駅が始発ですので、ホームの東端には「車止め」が設置されていました。
　ホーム西端には、線路を横切る「西通り」の道が現在の道と同じ様に本町4丁目に向かうカーブになっていました。踏切を渡った場所には住宅があり、さらに先には外科などもありました。

メモ：昔の国分寺駅北口　国分寺駅が開業したのは明治22年(1889)

　甲武鉄道敷設計画時に本来は府中・栄町を通る計画でしたが、養蚕が盛んだった府中は「煙が蚕や作物の害になる」とか、「蒸気機関車からの火の粉が危険」などから反対を受けました。当時東京市の議員であった東元町の『小柳九一郎氏』が駅に使う土地を献納したという話で、小金井の計画であった駅の計画はこの地に決定しました。これが無ければ国分寺の発展はさらに遅れたかもしれません。右写真−国鉄時代の国分寺駅北口：提供　田中丈夫氏

　　国分寺駅北口再開発にともなう道路の変更　　　トップへ