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布団カバーのファスナー修理 噛んでしまったファスナー修理 トップへ ちょっとした拍子にファスナーに衣類などの布部分が噛んでしまうことがあります。以下の例は比較的厚手素材に対応した物です。透ける様なブラウスなどは力加減をしないと破損してしまう場合がありますのでご注意ください。
左側の写真は保護布を噛んでしまった女性用ブーツです。 この状態でファスナーは全く開閉できなくなっています。写真は噛んだファスナー部分を、内側から見た状態です。良く見ると内側の保護布をしっかし噛み込んでいます。 ブーツを脱ぐ際にちょっとしたタイミングで、保護布を巻き込んでしまいました。実際ファスナー内側に縫い付けてある保護布は、靴の場合は皮革や合成皮革など厚手の場合が多いものです。脱ぐ際にスライダーを勢い良く下げた場合は、ちょっとした角度で食い込んでしまい、「うんともすんとも」動かなくなってしまう場合があります。ここで「もうダメだ!」諦めてしまう方が多いと思いますが、修理できる可能性があります。しかし、通常の開閉ではうんともすんとも言わなくなっている場合、力ずくで引き上げることになります。そのためスライダーを強く工具で挟む為にスライダーに傷がつく場合があります。こう作業は、捨てるか、また履けるかの分かれ目になります。 ブーツに使われているファスナー トップへ
このようなコイルファナーのつまみ(スライダー)の形状は左下の様な構造になっています。履いている時不用意に下がらないように、内側に爪が付いていてコイルに食い込むようになっています。スライダーを持ち上げると、この爪が外れてスムーズに動きます。上からではわからない時には真横から見ると、つまみ部分の元が複雑な構造をしています。太いコイルファスナーの場合にはストッパーがついていない場合があります。作業をする前に「2種類ある」ことを覚えておいてください。 噛み込みを外す トップへ 噛んでしまったファスナーは、スライダー(つまみ)を持ち上げるしかありません。ただし噛み込んだものが厚いと指でつまんでもビクともしません。スライダーは、構造上上下を挟む柱(板)の様なもので繋がっています。一般的なダイキャスト製では、不用意に力を入れると開いてしまったり、最悪の場合割れてしまう場合があります。上のイラストにありますように、スライダーこの様な構造になっています。
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【部品購入時のご注意】
ファスナーの務歯部分は、金属(メタル)、コイル(エフロン等)、ビスロン(プラスチック務歯)、特殊止水用などがあります。種類は、下が外れるオープンファスナーと一般の下止めのもの、リーバーシブル用の裏表にツマミが付いた物などがあります。 ファスナーには衣類用とバッグ・靴・カバー用があり、衣類用には摘むと解除されるロック機構があるものが多いです。一般的なサイズは、薄手衣料用の#3~中厚衣料の#5が一般的ですが、デザインされたブルゾンや厚地のゴルフバッグなどは#8や#10の大きなものが使われていたりします。サイズに関しては、YKKの場合スライダーの裏側に表記されています。 このことから、1.務歯素材、2.サイズ、3.形状(止めかオープンまたはリバーシブルか?)などが修理部品選びに必要になります。 上止め金具は、金属用がU字型に対してコイル用は、上・下止めに爪がありよりシッカリ掴み込む形になっています。 【ファスナーの型番と務歯幅】 コイルファスナーは型番と務歯幅(チェーン幅)はほぼ同じで、プラスチック製の「ビスロン」は、型番の数値より務歯幅が広くなっています。 ちなみに型番と務歯幅は次の通りです。 [3VS]務歯幅:4.6mm、[4VS]務歯幅:5mm、[5VS]務歯幅:5.7mm、[8VS]務歯幅:7.4mm [10VS]務歯幅:8.5mm、[15VS]務歯幅:13.9mmとなっています。 メタルは型番より幾分大きい様ですので、スライダーの番号と同じものを選ぶのが間違いがない様です。 移 動: ブーツのファスナー 噛み込みを外す 使用部品と工具 リンク: 種類と構造 開いたファスナーの修理 布噛みしたファスナーの修理 OPファスナーの修理 洗濯ネットのファスナー修理 布団カバーのファスナー修理 ダウンジャケットの袖口修理 ズボンのファスナー修理 ブーツのファスナー修理 メレル/モアブの剥がれたソール修理 CHSのIROIROサイト:人気ページ トップへ |