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剥がれたビニール製品の溶着 通帳ケースの修理

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VinylC_PassbookCases
厚手ビニールケースの修理
HeatWelder
100均の熱溶着器

 上の写真は、通帳が複数入る「通帳ケース」です。ご覧の通りベルト通しに端のベルトを通し固定することができます。この素材はPVCで汚れや水に対して強くなっています。厚みもしっかししていかにも丈夫そうです。しかし、このベルト通し部分の溶着箇所が剥がれて(裂けて)しまいました。本来は、ビニール用の接着剤と思いがちですが、接着面積が小さく、力のかかる箇所などでは不向きです。
 100均ショップでは、使いかけの食品パーッケージ口を閉じるための電池式のホッチキス型の溶着製品が売っていましたが、挟んで外側から熱を加えて溶かす構造だったので、分厚いものは一切使えませんでした。

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VinylWeldingParts
基本的には、ゼミクリップを熱して溶着します。

 上の画像には、アウトドア用のLPガスストーブ(バーナー)が写っていますが、ガスコンロのそばでも作業が可能ですが、できればデスクの上で作業ができればとてもやりやすいと思います。LPガスストーブ主にアウトドア用で比較的不安定で転倒すると火事になる場合がありますので、カセットコンロの方が安定していて安全です。
ご覧の通り、ここで大切な役目をしてくれるのが、「ロッキング・プライヤー」で普通のプライヤーと違い、材料を挟んだまま固定出来るので便利です。また、普通のプライヤーですと熱した伸ばしたゼムクリップを間違って下に落とすと落ちた場所が焦げる場合があります。
 そんな時は逆にキッチンのステンレス台の方が安全です。

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 厚手のビニールの溶着に必要な道具は、ガスバーナー(+カセットガス)またはコンロ、ゼムクリップ、ロッキングプライヤーです。作業する場所は、炎が燃え移らない室外の環境で行います。
 今回はデスクの上で作業をしたので、小さいアウトドア用のストーブを使いました。そして溶着に使うのは、細く熱することができるしっかりした針のある針金が必要で、ゼムクリップを伸ばして使うことにしました。

  • 伸ばしたゼムクリップをロッキングプラーヤーで固定します。
  • 溶着したいものを作業しやすい場所に置きイメージトレーにングします。
  • バーナーまたはコンロでゼムクリップを熱します。
  • 溶着したい箇所を開き、熱したゼムクリップを挟み抑えながら引き抜きます。
  • すぐに冷めますので、常温になれば溶着終了です。
  • ベルトの幅を考えもう1箇所可能です。
   VinylC_ThemClipHeat
ロッキングプライヤーで伸ばしたクリップをはさにロックしてから加熱します。
VinylCHotThemClipPullOut
加熱したクリップを挟みながらゆっくり引き抜きます。今回の作業は1回のみです
VinylCasewelding
見た目はともかく、溶着で接着剤よりもしっかり付きました。

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