![]() MERRELL MOABの 剥がれたソール修理 移 動: 靴紐を解かずに無理に脱いだら、ソールが剥がれた! 剥がれたカカトの状態 必要なのはゴム系接着剤 ソールの貼り付け 修理その後の状態 修理後ソールの状況 リンク: 種類と構造 開いたファスナーの修理 布噛みしたファスナーの修理 OPファスナーの修理 洗濯ネットのファスナー修理 布団カバーのファスナー修理 ダウンジャケットの袖口修理 ズボンのファスナー修理 ブーツのファスナー修理
靴紐を解かずに無理に脱いだら、ソールが剥がれた! トップへ 左の画像は、メレル社製のハイキングシューズ「MERRELL MOAB Mid」です。このタイプはかかと部分が深いミッドと言われるタイプです。もうかなり履いているので、合成皮革?部分がひび割れてきています。同種のLOWも持っていますが、一見丈夫そうに見えるこの素材は、長期間使用しているとひび割れしてきます。 気温の低い時期になってくると深い形状が足首を覆ってくれるのでこの(Mid)タイプを履いています。真冬は着膨れするので足元が見えにくいので、ミッドタイプの靴を脱ぐ時は反対のカカトをソールに引っ掛けて体重を掛けて脱ぐ癖が付いてしまっています。こんな時運悪く靴紐は一番上の足首上まで締めてあり、フィット感を高めていました。キツキツに締め上げているものを、ソールを片足で押さえこれを片足に体重を掛けて脱いだらソールがなんと!「メリメリ・メリ(ル)〜」と剥がれてしまいました。カカト部分の高いMID等の靴は必ず靴紐を緩めてから脱がないと、災難に会うことを教えられた日でした。 剥がれたカカトの状態 トップへ
翌朝、靴の状態を確認すると、反対のカカトで引っ掛けたカカト部分を中心に右は土踏まずのあたりまで、左はその手前まで剥がれていました。そんなカカトの部分に7mm厚の円形のクッションが着いていたので、なかなか履き心地を考えて造られているのが感心しました。剥がれた部分には、帰宅時に起こった事故なので、ソールと本体には汚れは殆どありませんでした。 シューズ本体は袋状の構造で、ソールに接着されています。ソールの硬い部分と本体の間にはソフトな素材が配置されて、馴染む構造になっています。 必要なのはゴム系接着剤 トップへ
こんな時、力になってくれるのは、皮革・布・合成ゴムが接着できる「ボンドGクリアー」です。古いものですと液剤が硬くなるので、行き渡りやすい新品を使います。 ソールの貼り付け トップへ
このメレル・モアブは、完全にインナーが別に作られていて、ソールとの馴染みも計算されている造りだったので、しっかりと接着できたと考えています。ミッドハイ等足首上まで覆われた形状の靴を脱ぐときは、紐を解くか履くときに靴紐をゆるく結んでおくとスポッと脱げます。角張った石が転がってる地面など山道歩行では靴紐は しっかりと絞め、普段履きでは口をゆるくしておくとトラブルを回避できます。 修理その後の状態 トップへ 20ml片側1本必要です。
修理後の翌日から接着面の圧着の為に、毎日5千歩くらい歩く事にしました。接着面のすみずみまで行き渡りやすい、開けたての接着剤をたっぷり使いました。指定時間通り乾燥させたのちに、体重を掛けて圧着しました。踵の接合部には幾分「ボンドGクリヤー」が溢れて見えますが、歩行しても以前と変わらない履き心地で全く問題なく感じました。
今度はソールが分離!
しばらくして修理したクッションを兼ねた中層のソールと、ソール(靴底)の前側が接着材の劣化?でちょっとした引っ掛かりで捲れる様になりました。その箇所を捲ってみると両靴底素材を繋ぎ止めている接着剤が硬化していました。これでは繫ぎ止める為の柔軟性が無く、何かの力が加わった拍子に剥がれても仕方ないと思いました。 修理後ソールの状況 トップへ
以前のスニーカー等は履き潰す頃迄には、こんなトラブルは起こりにくかったと思います。最近のスニーカーやアウトドアシューズ等は、構造が複雑なものが多く、歩き心地をよくするため複数の素材の組み合わせが多い様です。底が一体なったものだと本体とソールの接着面のトラブルのみです。これに対して地面とのグリップをよくするためのソールがゴム素材で、シューズ本体との間にショックを吸収するウレタンフォームの様な素材の組み合わせの場合、接着箇所が2面のためにトラブル起きた場合は、他の箇所の剥がれの可能性があります。その異素材同士を繋ぎ止める接着剤は、経年年劣化で硬化し保持力がなくなってしまいます。何かの拍子で強い力が加わると結果的に剥がれてしまいます。 今回ゴム系接着剤「ボンド クリヤーG」を使って接着しました。この時注意しなければならないのは体重が掛かる場所の接着なので、未開封の物をたっぷり使用する事です。そして貼る前の乾燥時間を守る事、時間経過後に圧着する事で実際に修理品を履いて20分程度のウォーキングして満遍なく圧着する事です。結果的に別箇所の剥離の修理を終えてから1ヶ月ほど経ちますが、全く問題なく使用できています。 移 動: 靴紐を解かずに無理に脱いだら、ソールが剥がれた! 剥がれたカカトの状態 必要なのはゴム系接着剤 ソールの貼り付け 修理その後の状態 修理後ソールの状況 リンク: 種類と構造 開いたファスナーの修理 布噛みしたファスナーの修理 OPファスナーの修理 洗濯ネットのファスナー修理 布団カバーのファスナー修理 ダウンジャケットの袖口修理 ズボンのファスナー修理 ブーツのファスナー修理
CHSのIROIROサイト:人気ページ トップへ |