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令和元年に流された御岳小橋/多摩川の橋

  2019台風の被害状況/釜の淵の2つの橋
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左から、御岳渓谷遊歩道東入り口、楓橋下流御岳渓谷遊歩入り口、歪んだ鵜の瀬橋西の東屋、流失した御岳小橋、杣の小橋
上の画像のように、2019年の台風15・19号で御岳渓谷遊歩道は一部が通行止になっています。

     
     

御岳渓谷遊歩道        ▲top

   令和元年の台風19号は多摩川流域に多大な被害をもたらしました。   ▲top

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消えた南対岸に渡る御岳小橋

 この御岳渓谷遊歩道は、軍畑大橋左岸の上流にある入口から多摩川に沿って「せせらぎの里美術館」に続く、全長約4kmの遊歩道です。 上流に向かうと、多摩川の清流の美しさを肌身に感じることができる場所となっていて、東京都のなかでは数少ない景勝地となっています。しかし、このところ気象が以前にない様なゲリラ的な襲来があり、現在生存している年配の方々の記憶にも無い様な、とてつもない災害を起こしています。沢井の楓橋の川の両脇には南北に各々御岳渓谷遊歩道が西に向かって伸びています。目的地の御岳小橋方向へ北側の遊歩道を利用しました。途中庭のお手入れをしている年配の方に、当時の情況の話を伺ってみました。
 ご存知も多いかと思いますが、この遊歩道は川面から10数mの高さにあります。しかし令和元年の台風19号の時はなんとこの遊歩道を越え庭にまで水位が上がってきたとの事です。青梅市から避難命令が出てこの場所を離れたそうです。戻るまで家のことが心配でならなかったそうです。この遊歩道は以前にも崩れ修復した記憶があるということでした。しかしここまで増水したのは生涯初めての経験だったとお話をしていただきました。

   中央部が流失した御岳小橋:左岸の景色      トップへ

消えた吊り橋部分

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御岳渓谷川に近い位置で左岸を右岸を結んでいた御岳小橋。(撮影:2020年2月)
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遊歩道の左岸と右岸を結んでいた御岳小橋。黄色の破線は、消失した橋桁と主塔の位置。(撮影:2020年2月)

   中央部が流失した御岳小橋:右岸の景色      トップへ

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2018.8.4には柵が設置(小橋が見えますが、その数ヶ月後にはここまで水位があがったようです。
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御岳小橋へ続く遊歩道は舗装されたばかりだったのに流出して橋への道は閉ざされました。
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玉堂美術館前の柵は健在でした。しかし御岳小橋は吊り橋部分が無くなっています。
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健在だった頃の御岳小橋

 同年の御岳小橋流失の数ヶ月前に右岸から上流側にある遊歩道には、新たに柵が設けられました。左上にあるのかその柵で、石が所々に飛び出していた小道はしっかりと舗装されました。しかし、この数ヶ月後にやってきた台風19号で柵と舗装された遊歩道は流されてしまいました。今の所単管パイプの仮柵が作られていますが、寄りかからない様にと注意書きがありました。季節は違いますが、左の写真を拡大すると左手奥の木々の間から、当時健在だった御岳小橋が見えます。
 大水で大被害を受けたのは、御岳小橋右岸下流にあった遥か下流の寒山寺(楓橋)に続いていた、下流岸壁に突き出していた遊歩道の流出以来の様です。
 想像を超えた水の力で橋桁が押されて、橋台部分にあった両岸の主塔が下流に持って行かれました。張ってあったワイヤーは右岸にあったワイヤーアンカーからものすごい力で引きちぎられたのがわかります。

失われた吊り橋の主塔と橋桁

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2020.4玉堂美術館前から見た対岸の御岳小橋の状態で、全く行き来ができなくなってしまいました。
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右岸で橋桁が主塔とともに無くなっています。またアンカーやワイヤー類も消失しています。(撮影:2020年2月)
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御岳小橋の右岸も橋桁、主塔もヒンジ部分から千切れ構造物は折れ曲がっています。(2020年2月)

残ったヒンジ部分と千切れた主塔ヒンジ

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主塔がヒンジの部分で千切れています。右が右岸の橋桁を留めていたヒンジ部(撮影:2020年2月)
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流失前の御岳小橋の橋柱と桁と橋台流失前の御岳小橋の主塔と各ヒンジ部(撮影:2019年8月)
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橋の南側の入口はトラロープで通行止めになっています。(撮影:2020年2月)

  「美しい御岳小橋」を思い起こす    ▲top

 この御岳渓谷遊歩道のアクセスは、入口付近に駐車場も無いため鉄道の利用が安心・確実です。JR青梅線の軍畑駅を下車したのち軍畑駅からは青梅街道に続く急な坂を下ります。軍畑大橋そばの青梅街道の「軍畑駅入口」交差点の信号に出て横断歩道を渡り橋側に渡ります。
 こちらの歩道を西方面へ進みます。JR軍畑駅で下車して急坂を下ると軍畑大橋傍に出ます。ここから青梅街道を川に沿って上流方向(澤井方面)へ上るとガードレールが切れた箇所に入り口があります。


御岳渓谷川に近い位置で左岸を右岸を結んでいた御岳小橋。
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御岳駅前の御岳橋にあった御岳小橋の南岸から観た御岳小橋
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御岳の右岸の遊歩道の高さと左岸を結んでいた御岳小橋

   流される1〜2ヶ月前に撮影した御岳小橋:構造      トップへ

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 写真:御岳小橋の補剛桁 南側方向 2019年8月撮影

 吊り橋の構造が気になって、青梅の指折りの観光地「御岳」の御岳小橋へ出かけました。その日時が2019年の8月4日で台風15号が翌月の9月12日で、この取材の約1ヶ月後。台風19号が10月6日で、この取材の約2ヶ月後こに襲来しました。この取材が結局最後の御岳小橋の美しい姿になってしまいました。
どうしてこのように千切れてしまったか、構造から想像してみることができます。
 吊り橋は、英語で“suspension bridge(サスペンションブリッジ)といわれます。サスペンションとは、揺れや衝撃を吸収させ本体を安定させる意味があるようです。日本語ではワイヤーなどで吊られた橋というイメージがありますが、捉え方が違うようです。補剛桁の両端には主塔があり、こちらにメインケーブルが両岸のアンカーから張られています。補剛桁はこのケーブルから鉛直に伸びたハンガーロープで支えられています。床板と高欄(手摺)は一体になり、御岳小橋ではトラス構造の補剛桁の中に収まっています。

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「耐風支索」設置のもえぎ橋 

 主塔より外側はプレートガーター構造で、アスファルト床になっていてこの部分は揺れはほとんどありません。
 揺れは縦方向は反応できますが、風などで横に揺れると非常に恐怖感を感じます。風の強い場所にある吊り橋は、両岸から桁の左右に「耐風支索」が張られている場合例:)があります。これで耐久性も増し、安心して通行することができます。


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御岳小橋の左岸にある橋台部分で橋台から左側のプレートガーターは地面に固定されています。
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ワイヤーで吊り橋の床板を支えるワイヤーが両岸に固定されています。橋柱は可動式で揺れて振動を吸収します。
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御岳小橋の右岸の吊り橋の、ワイヤーが固定されている頑丈な橋台(アンカーレイジ)写真:2019年撮影
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右岸側にあるアンカレイジと、橋桁の接続箇所は上下の揺れに対して、柔軟に力を分散するようになっています。
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左岸のワイヤーの状態と左岸のアンカー部分と吊り橋の補剛桁と分離している通路部分(写真:2019年撮影)
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歩行部分の床板と高欄部分と橋桁は2重構造になっています。メインケーブルが架かる塔頂サドル(写真:2019)
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御岳小橋の右岸側の入口で南側の橋柱(写真:2014年撮影)。

   御岳橋から見た在りし日の御岳小橋その後      トップへ

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今は無き御岳小橋上から見た上流側の景色で、奥には御岳橋が見えます。(写真:2013年撮影)
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遠くに見えていた御岳小橋の姿が消えてしまっています。(写真:2020年撮影)
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今は無き御岳小橋上から見た上流側の景色で、奥には御岳橋が見えます。(写真:2013年撮影)
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今は無き御岳小橋右岸のから見た御岳小橋。(写真:2017年撮影)
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今は無き御岳小橋左岸遊歩道から見た御岳小橋。(写真:2017年撮影) MtKobashi_Khoyou111127
今は無き御岳小橋左岸石段から見た御岳小橋。(写真:2011年撮影)
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今は無き御岳小橋右岸のから見た御岳小橋。(写真:2018年撮影)
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今は無き御岳小橋右岸下流から見た御岳小橋全景。(写真:2017年撮影)
景色撮影:NIKON D800 AFS-NIKKOR 24-70mmG f2.8 NIKON D750 AFS-NIKKOR 70-200mmVR 
鵜の瀬橋から御岳小橋  トップへ

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