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油圧ディスクブレーキのメンテナンス

  油圧ディスクブレーキの修理/MTB・クロスバイクなど

 自転車で使われている主なブレーキは、リムをゴム製のブレーキシューで挟むキャリパーブレーキ、Vブレーキ、カンティブレーキがあります。また後輪には主に買物自転車などに使われる『ローラーブレーキ』『バンドブレーキ』があります。
 最近普及して来た『ディスクブレーキ』がありますが、ワイヤー式『メカニカルディスク』と『油圧式』があります。ワイヤー式は比較的整備がしやすく構造がカンタンなので、比較的お手頃価格の 自転車に普及しています。
 もう一つの油圧式は、レバー側のマスターシリンダーから耐圧ホースを経て車輪のキャリパーにフリュードを圧送します。この送られたフルードがキャリパーシリンダーを押し出してブレーキパッドでディスクを挟み制動する仕組みになっています。
 作動させるためにワイヤーで無く、液体(フリュード)なのが、取っ付きにくい所があります。 自動車等の修理で耳にする「エアー抜き」や空気がライン内に入り利きが悪くなる「スポンジー」という用語もこの油圧ディスクでよく使われる言葉です。

  HAYES ディスクブレーキの場合      トップへ

 2000年頃のジェイミス Dakar Expressには、ヘイズの油圧ディスクブレーキが装着されています。古いものですので、フリュードが漏れたのでしょうか?ハンドルのブレーキレバーの握りしろが、一杯握るとレバーグリップに近くなってしましました。当然こんな状態ですので、ブレーキ制動が殆ど効かなくなってしまいました。
 修理しないとこの自転車には、危険で乗れませんので、自転車チェーン店に問い合わせると1ヶ所8,000円〜という返答でした。油圧ディスクブレーキに使われているブレーキフリュードは、0.5Lの物で1,300円〜1900円前後で販売されています。しかし、さらに低価格のJIS規格のもの(右上写真)を見つけましたのでこちらを使用する事にしました。結局、費用は、その他にシリンジ600円程度、シリコンチューブなどで計2,000円程度で揃いました。

  ブレーキフリュード交換の必要工具      トップへ

BF_MendingTools NippleToolsSpana

 ブレーキフリュードを入れ替えするのには、専用道具が必要です。分解・入れ替えするための工具・用品は上の写真にありますが、写真に写っていないレバーを外すためのアーレンキー、キャリパーのニップルを弛めるスパナ(この型では8mm)、写真にはミドリのチューブがありますが、シリコン6mmチューブ、ニップルに固定するための100mmタイラップ、シリンジ(注射器)600円程度、廃油受けのペットボトル、固定するためのマスキングテープ(キレイに剥がせます)などが必要です。レバーにあるドレン蓋のネジは小さく#1のドライバーも必要です。


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  ヘイズ油圧ディスクブレーキの構造      トップへ

  作業準備/シリンダーレバーを外す      トップへ

 シリンダーレバー内に空気が残らないよう垂直固定するために、シリンダーレバー本体をハンドルから取り外します。アーレンキー(六角レンチ)を使って、ブレーキレバーをハンドルから外します。 ヘキサ(六角)ネジを弛めると、ホルダーが分離します。

  作業準備/シリンダーレバーの固定      トップへ

 下準備として廃油受けの設置、シリンダーレバーの固定(レバー端を上)を行います。
 ここで各パーツを固定するのに、接着力が強く跡が残りにくいマスキングテープ24mm幅を使います。
 取り外したシリンダーレバーにはドレインボルトが見えますので、このネジを上になるように固定します。テープのみですと安定性が良くないので、今回は余っていたハンドルにレバーをネジ止めしてフロントフォークにマスキングテープで固定しました。そしてその下には廃油受け(ペットボトルの方がネジ締めで保管可)をマスキングテープで固定します。

DiskB_F_DrainCup DiskB_LeverDrainBolt

 ドレインボルトから排出するには、パイプを付けないとダラダラ垂れますのでネジと同じ太さのオイルスプレー等のエクステンションチューブをカットして差し込みます。これに4mm程度のシリコンチューブを差し込んで廃油受けに入れます。

 左上の写真がドレインパイプを繋げた写真で、排出されたフリュードはペットボトルへ向います。
シリンジ(今回は60cc)に6mmのシリコンチューブを差し込んで、シリコンチューブに100mmのロックタイを仮止めします。ブレーキフリュードの缶から抜き取ります。パイプ内の気泡を抜きます。
 ディスクキャリパーのニップルの蓋を開け、ここにシリコンチューブを差し込み、タイラップで絞めつけます。

  ブレーキフリュードを注入      トップへ

NewFiudeIN

 ディスクキャリパーにシリンジが繋がった状態で押しながら、泡の出方を確認しスパナ(メガネ)を回す用意をしておきます。シリンジを押し込むとレバーのドレイン穴からフリュードが排出されます。泡が出終わったらドレイン穴から空気を吸込む場合があるので、すぐにキャリパーのニップルを閉めます。
 すぐにレバーシリンダーのドレインの小さなネジを締めます。シリンダーレバーを外して、ハンドルへ戻し固定します。リア側も確認して、異常がある場合にはついでに修理をします。
DiskB_LeverScrewOff  装着後にレバーの握り具合を確認します。念のために何回も握って変化を確認します。注油量が少ない場合や、レバーを外さずにハンドルに付けたまま作業をすると、レバー内のリザーブタンク内に空気が残っていて、最初は良くても完全に抜けてしまいブレーキが全く作動しない場合があります。シリンダーレバーは必ずハンドルから外し、ドレインボルト側を上に向けて固定するようにすると失敗は少ないです。
ブレーキ類の修理は、必ず修理後の試し走行が必要です。出来れば、さらに長い距離を試し走行し、異常がないかを確認する事をオススメします。  

【注意事項】
ハンドルのレバーシリンダーを取り付けたままの作業ですと、空気を吸込みやすくなります。この結果フリュードが一杯に入ったつもりでも走っているとレバーがスカスカになってしまいます。出来れば記事にあるように、レバーの近くののドレンボルト側を、上に向けて固定すればしっかり注入する事が出来ました。
余っているハンドルにネジ止めしフォークに固定するのがベストですが、無ければレバーはブラブラ状態ではなく前はフロントフォークに、しっかり付いて綺麗に剥がせる24mmのマスキングテープで固定する事をオススメいたします。

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