ビンテージ・コールマンストーブコレクション

1950年代から、野外での楽しみ方を提案していたコールマン。灯りの他に必要なのが、携帯出来るストーブです。湯沸かし、調理などでの必須アイテムです。


【アウトドア用品】

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ガソリンストーブ


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ビンテージ・ストーブコレクションOld Lantern
W.Cコールマンは、1925年に社名をザ・コールマン・ランプ&ストーブカンパニーを変更。ガソリン式発熱アイロンを発売。1920年にはカナダに国際部門の本部を設置。1929年の世界恐慌を境に地方や農村に電気が届けられる様になり、ガソリンランタンの需要は急速に減少する。
第二次大戦で兵士が使ったGIポケットストーブは様々な燃料が使用でき、摂氏-52度〜+51度で使用出来た。当時「ジープとGIポケットストーブこそが、第二次世界大戦で生まれた最も重要な発明品」従軍記者は語っている。
(Colemanヒストリーより)
U.S.A500系コレクション

1952年に作られた、大型のガソリンストーブです。この頃のストーブやランタンには右の写真にありますように、“THE SUNSHINE OF THE NIGHT”の刻印と会社の当時のロゴが刻印されて時代を感じさせてくれる素敵なデザインだと思っています。型番は500番と呼ばれています。この500系のシリーズとして、タンクがメッキの通称“SPEED STAR”や、ゴトクが更に大きく丸形になったものも発売され、色が明るいCanada工場のものもありました。


Coleman 502 U.S.A '68

このモデルの前の型の501ストーブは、設計上の問題で事故があり、発売が中止されました。デザインは当時の独特な形状をしていました。オークションでたまに出品されていますが、コレクション(飾り物)用です。
その後この502系が発売されました。タンク上から出た膨張管が独特のデザインになっています。
左の物は赤いラベルに“PATENTS PENDING”の文字が入っていて、タンク裏側の説明文の背景は濃いめのグリーンの背景に白文字で書かれています。


Coleman 502 U.S.A '73.10


U.S.A400A系コレクション

このストーブは1982年10月に発売されたMODEL400 STOVEです。正面にPEAK1と記されています。バーナー部は後ほど紹介致します、505系のものと同じ構造です。安定性を高める脚が折りたたみ式となり地面から少し浮いた形になっています。3枚目の写真にありますように、現在販売されているストーブには無い2つ目のレバーが付いています。
使用説明はタンクに記されていますが、この時代あたりからシールになりました。弱点は熱に弱い素材なので、縮んだりしているものが多く見られます。


こちらの400は、製造が1984.8で同じく2レバー式が受け継がれています。この400系は現在フェザーストーブという名前で受け継がれています。折りたたみ脚とバーナーボウルは同じような形をしていますが、調整レバーは構造が単純な1つになってしまっています。
低温に非常に強いガソリンストーブは、LPガス式4タイプに比べ半分の2タイプのみとなっています。


Canada505B 1989.1

コールマンのシングルストーブの中でも、個人的に何故だか鮮烈な印象があったストーブです。こちらはカナダ製で、カナダの国旗が社名の横に誇らしげに並んでいます。先ほどの400系と同じく2レバー式になっています。他のストーブと全く違う点は、ポンプがタンクの底の近い位置に付いていて独特なデザインとなっています。この505Bは調整バルブリングが樹脂製で他の機種には無い独特なデザインとなっています。またバルブ本体はアルミの削り出しで、手作り感が漂っています。


PEAK1 576 1989.1

ラベルがPEAK1となっている、MODEL 576です。上の505Bと似ていますが、こちらはアメリカ製でwichita Kansasと記入されています。505Bと比較すると、ポンプレバーのアルミの部分が雑に作られています。タンクから上がってくる位置にあるバルブは400系と同じくレバー式になっています。505Bと同じくゴトクの縁は波形に処理されています。


Coleman 508 1988.9

508系は現在でも販売されている、うちの一つです。この508は1988年製で、25年前の初期型となります。現在の508系と大きく違う箇所は、2レバー式の為にタンクの一部が凹んだデザインです。どれもそうですが、現在の1レバー式に比べるとメカニカルで魅力的に見えます。


Coleman 508A 2000.3

現在販売されているロングセラーのホワイトガソリン用シングルストーブです。レバー式のバルブから繋がるジェネレーターはバーナー上を通しバーナー下部に入りますが、レバーはありません。また残念な事にポンプカップは金属製から樹脂に変更されて、チープな感じを与えています。コスト低減のために行われていることが残念に感じます。
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