２回目のママチャリのシフトワイヤー交換

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裂けてサビが出たシフトワイヤーの外皮（前回）

　前回この内装３段用のシフトワイヤーのアウターチューブにヒビ割れが出来たのは、約８年前でこの時に交換しています。この自転車はワイヤーにとって条件の悪い雨ざらし環境です。不思議なのは他のブレーキワイヤーにはこの様なヒビ割れ現象が見当たらず、自転車は２０年越しの物なのでこのブレーキワイヤーのアウターがとても丈夫なのがわかります。
　しかしこのヒビの入った状態です雨天時にワイーヤー内部に雨水が染み込んで、インナーワイヤーとアウターワイヤーの摩擦が生まれシフトが重くなったり、最悪の場合徐々に切れたりして変速不能になる可能性があります。

　走行中にワイヤーが切れたり、ワイヤー操作が出来なくなって、変速が思わぬ箇所で固定してしまったりすると、場合によっては自転車に乗れなくなる可能性が出てきます。こんなトラブルになる前に新しい内装３段用のシフトワイヤーを交換することにしました。
　自転車のサイズやハンドルの形状によって長さが違いますので、長さがあったものを用意する必要があります。このシフトワイヤーは外装変速機のワイヤーがレバー側のみストッパーが付いているタイプと違って、両端に鉛のストッパーがついています。この為に自転車に合う長さを購入しなけれがなりません。ちなみにこの自転車に使われていたシフトワイヤーは1560mmでした。市販しているサイズは1520〜1950mm位迄ある様です。短すぎると届きませんし、長すぎると無駄な曲がりが出てワイヤーに負担がかかります。 間違って購入しないために、布メジャーがない時はビニール紐で現在のワイヤーに沿って測り長さを決めます。 　　外装変速機のシフトワイヤー交換

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内装３段変速用は両端ストッパー付き

　旋回交換したママチャリの内装変速３段用のシフトワイヤーは、近くのＨＣでは1000円ちょっとの物を購入しました。重要なことですのでもう一度表記しますが、このワイヤーは両端に鉛のストッパーが付いていますので、長さの調整は出来ないので注意が必要です。ここでは買い物自転車（ママチャリ）自転車用ですので、

シマノ製1560mm

スポーツタイプのシフトワイヤーを間違って買ってしまうと使用できませんので気をつけてください。経年劣化でヒビが入ったのか、どこのメーカーの製品か非表示でした。品質が悪かったのか経年劣化のせいなのか判断がつきませんでしたので、今回は、一番安心な「SHIMANO製」を選ぶことにしました。

使用工具と作業手順 　　　トップへ　　　　　

特殊ネジは無くさないように注意!!

• #2プラスドライバー、10mmスパナ（サイズ要チェック）を準備をします。
• グリップそばにあるシフター固定ネジをドライバーで緩め取り外します
• 右の画像は、ハンドルに固定してあったステーを外した状態で、シフターのステーは手で広げて外してあります。
• 取り外した変速レバーのカバーを外します。
• 取変速レバーを清掃します。

取り外した、内装３段変速レバーの表と裏側

　シフトワイヤーを通します　　トップへ

• シフトワイヤーをよく見るとワイヤー止めが左右違った大きさの物が付いています。
• シフトワイヤーは止めの大きい方がハンドル側で、小さい方が、後ろの変速機側です. ワイヤーをフレーム下のガイドに通していきます。
• レバー側に止めてから、ダウンチューブ（フレーム）のガイドに通していきます

• 次にチェーンステーにあるガイドに通します。
• ワイヤーが変速機そばに出てきます。
• 変速機のステーにある調整ネジ部分にワイヤー止めを通します。
• 止めが出てきたら先の細いペンチで引き出します。
• 止めをかかっていた切り込みに入れます。
• 締め込んでいた調整ネジを元の位置に戻します。
• 変速をしてみておかしいときは、微調整を変速機側のネジで調整します。
• ちゃんと変速が出来るのを確認してカバーを締めます。
• ハンドル側の変速レバーのカバーを戻して完成です。

左が、レバー側のワイヤー端で、右側の画像はリアの内装３段変速機のシフト側です。

フレームとチェーンステーにある変速ワイヤー用ガイド箇所

• 古いワイヤーを引き抜く前に、通り道（ガイドの場所）を確認します。
• 次にリア右側の変速機内にあるワイヤーを外す準備をします。
• 後輪側の変速機カバーのネジを緩めて開けます
• 赤い丸の部分にある変速機に通っている小さなストッパーを外します。
• 赤丸の右にある長さ調整ツマミを締め込むと弛みが出ますので、ストッパー受けを押し込んでワイヤーを引き抜きます
• この自転車の場合、アンダーフレームには３ヶ所あり、チェーンステーにはガイドが１つあります。

• "チェーンステイのガイド通しを忘れずに!!

フレーム下とチェーンステーのワイヤー処理

変速ワイヤー後方のストーッパーを変速機にワイヤー調整ネジに入れます。

フレーム側のガイドに全て通ったら、カゴステーの穴にシフトワイヤーを通します。

前端のストッパーを変速レバーの窪みにはめ込みます。

　　変速ワイヤーの調整　トップへ　　　　　

　変速ワイヤーが設置されたら、変速ワイヤーの調整を行います。調整が出来ていないと、変速しても安定せずに変速トビの原因となりります。内装変速機の仕組みはハンドル側から来た変速ワイヤーが、変速側にある変速機レバーによって本体の変速シャフトを押し、ハブに内蔵された変速システムを稼働させる構造になっていてます。
　さて調整ですが、ハンドル右側にある変速レバーを２または中にします。次に変速機そばの調整金具にある10mmのナットをスパナで緩めます。ギザギザのついたネジが回せる様になりますので、緩めるとワイヤーが引かれチャフとを押しているレバーが押し込まれていきます。変速シャフトには、よく見ると線が引かれています。このラインと車軸端を合わせてから、調整用固定ナットを閉めます。次にカバーを留めて終了です。テスト走行をして作動を確認します。

変速レバーを２速に変え、シフトワイヤーのロックナットを緩めます。

シフトワイヤーと固定ナットと調整ライン

調整ネジを回してラインとシャフトの端を合わせ固定ナットを閉めます。

変速の作動状況を確認してから、カバーを取り付けます。

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