"PPしゃもじがメルトダウンした" 移 動: ビルトイン食洗機のトラブル 溶けたPP素材の状況 ヒーターカバーの裏の状況 溶かして除去する 分離できたPP製しゃもじ 部品を庫内に戻す リンク: 警告灯がすぐに点くファンヒーターのフィルターの掃除 厚紙を使ったファンヒーターの掃除 シロッコファンの掃除 ★最終手段:分解内部清掃 リビング使用のファンヒーターの内部清掃 ビルトイン食洗機のトラブル トップへ
システムキッチンに格納されている「ビルトイン食器洗い乾燥機」でトラブルがありました。 溶けたPP素材の状況 トップへ
乾燥機の庫内で食洗機の乾燥の主要部分である「シーズヒーター」の上にあるネット上のカバーに、おしゃもじが立ってくっついていました。上に引っ張れば簡単に取れるはずでしたが、徐々に力を入れても全く外れる気配がありません。仕方がないので、食器洗い乾燥機の庫内のカゴを全て外して、ヒーターカバーにたどり着きました、カバーは手前側が上に持ち上がるものの、奥が外れません。よく見るとネットの端側がL字型に曲げてあり、これが長方形の溝にハマって固定されていました。 ヒーターカバーの裏の状況 トップへ
やっと外れたヒーターカバーの裏側を見ると、左の画像のような状態になって居ました。こんな状態では力一杯引っ張ると、柵状のネットが歪んでしまうだけでしたので、取り外して状況を確認してよかったと思います。 クッキングトーチバーナーで溶かして除去する トップへ 作業中、網は高温になる為必ずペンチ(あれば固定できるロックングプライヤー)を使います。作業は2人で行います。一人が網をしっかり固定する役。もう一人は溶けて食い込んだ「PPしゃもじ」を持ちながら、カスバーナーで局部的に加熱し溶かしながら剥がし取る役です。このPPは融点が低いので網を保持している場所に、熱が伝わらない様に狭い範囲で素早く加熱します。だんだんヒーターカバーの針金部分を巻き込んでいるPP素材が溶け始めてきますので、外せる状態のタイミングで剥がします。
ガスバーナーが無い場合はガスコンロの火口の上でも溶かすことができます。この場合は、熱源が下にあるので進行状況を把握できません。溶ける状態を常に監視することが大切で、のんびりしていると今度は火口の上に垂れてしまい、溶け落ちてバーナーを塞いだりコンロの火に引火するなど、更に面倒な事になる可能性があります。こんな事にならない様に、溶ける状況を確認して外れそうになったらシンク上に移動します。万が一素材に引火した場合は、非常時の事を考えてシンクにに水を張った容器に、火の付いた溶け落ちた素材を落とすと消火できるので安心です。 分離できたPP製しゃもじ トップへ
この状態で乾燥機を再利用すると、高温になるヒーター上にメルトダウンします。悪いことに異臭を放つ可能性が大きいので完全に除去します。このこびり付いたこのPP素材は、冷えても柔軟性のある素材なので、鋭利なものでこそげとる事ができます。カッターの様な刃物ものですと素材を傷つける恐れがありますので、ここではマイナスドライバーを使いました。 修理後に部品を庫内に戻す トップへ 原因を探る トップへ
しゃもじは木製の場合、万が一に下に落ちても溶けることはないと思います。また溶ける様な素材ではありませんので、溶けて付くことはありません。しかしガード下のシーズヒーターに触接接触した場合は焦げる可能性があります。 移 動: ビルトイン食洗機のトラブル 溶けたPP素材の状況 ヒーターカバーの裏の状況 溶かして除去する 分離できたPP製しゃもじ 部品を庫内に戻す リンク: 警告灯がすぐに点くファンヒーターのフィルターの掃除 厚紙を使ったファンヒーターの掃除 シロッコファンの掃除 ★最終手段:分解内部清掃 リビング使用のファンヒーターの内部清掃 |