梅雨入り前の多摩川丘陵の草花 桜ヶ丘公園
2025年も6月になり、遂に6月10日に関東地方の梅雨入りが発表されました。本来は先週に続き絶滅危惧種のカモメの仲間の「コアジサシ」を追いかけようと思っていましたが、期待が持てる満潮が撮影時間と一致せずにこの週は諦めました。 その他この時期は、東南アジアなどから日本へ野鳥が渡ってきます。八王子の山中がメッカになっているのが「サンコウチョウ」で尾羽が胴体より長い渡り鳥です。しかし今だに出会えていません。そして、夏鳥の色が綺麗な「キビタキ」はこの所出会えていません。 こんなことから、キビタキ探しに行ってきました。天候は曇りで、いつ雨が降ってきもおかしくない天気で、とても湿度の高い日でした。 結局この日はガビチョウの丘に響く鳴き声に加えて、ウグイスの鳴き声も聞こえていました。その他、ここでは初の中型のキツツキのドラミングが響いていました。しかし、かなり葉が茂ってきたので、ウグイスとともに姿を見つける事ができませんでした。 このように野鳥は殆ど姿を見かけずじまいで、三脚を構えていた方もいつの間にか姿が無くなっていました。こんな事なので撮影対象を「季節の野草」にしました。大きな花は殆ど無く目を凝らしてみると、芝生の丘の所々に様々な種類の5mm程度の小さな花を見つけました。 この丘陵は丘の頂上あたりから中腹に垂直方向に道がありますが、人があまり通らない中腹方向の道は草がかなり繁茂しています。中腹から頂上方向へ向かう道も同じように道が隠れるほど草が伸びていて、藪漕ぎしたように雨も降っていないのに、スボンの裾がかなり濡れてしまっていました。ここは梅雨に入ると自然にかなり近い公園で、大きな木の伐採は行われていますが、広大な面積の草刈りまで、手が行き届いていない状況のようです。 丘陵の斜面は、殆ど無舗装なので、雨が降った後は地面がぬかるむ場所もあり、丘陵の行動には注意が必要です。