このコーナーは、生活の中で色々試したポートです。ここに書かれている記事をお読みになりご参考になさって下さい。



【自転車修理】
LEDライトに交換


チェーンホイール保守


カップアンドコーンBB保守


ブレーキワイヤーを滑らかに


軽快車ブレーキ交換


Vブレーキシュー交換


ママチャリ後輪交換


チェーン交換


ブレーキ
ワイヤー交換


シフト
ワイヤー交換


パンク修理

【保守で快適走行】

注油で快適走行


適正空気圧で快適走行


リムの振れ取り


スポーク修理


BB異音修理


ペダルメンテナンス


修理工具一例


掲載工具を探す


掲載データ
“禁転載”


CHS HomePage


【Amazonで見る】

シマノ (SHIMANO) 工具
TL-FC10
コッタレスクランク専用工具


SHIMANO(シマノ)
TL-UN74S [アダプター戻し工具]


エーゼット(AZ)
HOCモリブデングリス80G
DS798[HTRC 3]


※ご注意!!/この商品は合計金額が2500円以上でないと買えないそうです。

シールドカートリッジBBメンテナンス

自転車で走っていて、最近ペダルを踏み込むとゴリゴリ、パッキーンというような音がします。チェーンが伸びたときのものより金属的な異音です。音はペダルか、ボトムブラケットの辺りから出ているようです。以前BB(ボトムブラケット)を外さずにグリスアップしてみましたが、全く効きません。ここで思い切って、工具を使って修理する事にしました。
この自転車はSHIMANOのBBを使っていますが、自転車によってBBの構造が違います。ママチャリは構造が違いますのでご了承の上お読み下さい。

【使用する工具】
右の写真にありますように、六角レンチとBB工具とコッタレスクランク専用工具が必要です。六角レンチは出来れば長いものがやり易いです。上のモンキーレンチは、クランクを抜く時に、クランクプーラーを回す時と、大きな六角のBB工具を脱着する時に使います。ここには写っていませんが、このBB部分のオイルシールをめくる時に精密ドライバーの細いものが必要です。あとはグリスです。


SHIMANO 工具
TL-FC10
コッタレスクランク
専用工具

SHIMANO(シマノ)
TL-UN74S
[アダプター戻し工具]
SHIMANO(シマノ)
デュラエースグリス
(50g)Y04110000

AZ(エーゼット)
自転車用 グリス
(50g)MGR-003

【クランクを取り外す】  コッタレスクランク専用工具のみの作業

  1. クランクの軸上にあるボルトを六角レンチで外します。
  2. 右クランクの軸にクランク取り外し工具をモンキーレンチでねじ込みます。
  3. ねじ込むと段々クランクが抜けてきます。
  4. 同様に左側も外します。
  5. BB工具を使って、BB留め具を外すとボトムブラケットが見えてきます。

【シールドカートリッジBBを取り外す】
  1. BBを外します。(右側のBBは逆ネジになっています※シェル幅70mm以外)
  2. BBを取り外しオイルシールを精密ドライバーで外します。
  3. 右ワンには太いオイルシールが入っています。
  4. ベアリング部分を覗いてみてもグリス切れ以外、特に問題はなさそうです。

【BBを清掃・グリスアップ】
  1. パーツクリーナーで両側の汚れを落とします。
  2. 回転を確かめます。段々回転が滑らかになってきます。
  3. グリスを小さなヘラで押し込みます。(写真のものは安いモリブデングリスです)
  4. グリスを入れ終わったら、オイルシールを面を間違えないように戻します。この時グリスが溢れますので拭いてください。
  5. 片面もオイルシールを戻します。
【クランクを元に戻す】
  1. フレームにBBをねじ込み、反対側もねじ込みます。
  2. 締め付けが終わったらクランクを戻します。
  3. 試走して修理部分を確認します。

【まとめ】
この自転車は13年物で外置き(カバーあり)です。特にBBはメンテナンスをしていなかったので、油切れが起こりました。右ワンは逆ネジで、硬く閉まっていたために緩めるのに手こずってしまいました。
BB部分は特殊工具が必要です。2つの専用工具で2〜3,000円位掛りますので、ご判断下さい。自転車を複数台お持ちの方は、そのうちこの工具の出番がくるかるかも知れません。また作業に自信の無い方は、修理代金はいくらかかるか聞いてから、プロにお願いしましょう。
数日後20kmくらい走行しましたが、以前の異音が出る症状は改善されていました。


【BB工具なしでコッタレスクランク専用工具のみでの作業】
この作業は自転車を何回も倒したり、起こしたりでかなり作業がやりにくいです。今後あまり工具のを使う可能性がないなど、購入したくない方・よけいな出費を抑えたい方には以下の方法でもできると思います。BB工具代1000〜1500円位、節約できます。
  1. 両側のクランクをコッタレスクランク専用工具で外して、自転車を倒します。
  2. BB部分の汚れをパーツクリーナーとブラシで清掃します。
  3. 両側のオイルシールをマイナス精密ドライバーなどで、傷を付けないようにめくって取り外します。
  4. 自転車を斜めにしてベアリング部分をパーツクリーナーの噴射で清掃します。
  5. 汚れたパーツクリーナー液を完全にこぼします。
  6. 反対側に倒して3〜4の作業をして同じように清掃します。
  7. 乾燥したらグリスを両側のベアリング部分にヘラ(アイスの木棒でOK)で充填します
  8. オイルシールを戻して、左クランクを取り付けます。
  9. 右側はチェーンをチェーンリングに掛け、クランクを取り付け完成です。


 トップへ

CHS HomePage Communication Handle Service Corp./ Maintained by A.Shiono
Since 15/Jan/1997 - Last Modefied 21/Jan./2014