マルチポールブラインドの修理
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マルチポールタイプの修理
ブラインドの修理
コードが止まらない時対策
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2種のブラインドのタイプ/マルチポール編
開閉の頻繁な箇所のコードタイプのブラインドはコードのすり減りによる開閉故障がほどんどなのでコードの交換で修理できます。羽根の昇降、角度調整・開閉などが1本のポールで操作できるマルチポールが便利で見た目もスッキリしています。しかしこの時代のマルチポールは、経年劣化でプラスチックが壊れてポールがバラバラになったりします。
故障のプロセスは、2つあります。まず、モールが本体から抜けてしまう。もう一つは、昇降コードのロック部分の止めが壊れてしまうことです。最初のポールが本体から抜けてしまうことは、羽の操作が全くできなくなってしまいます。また、元どおりに差し込んでも内部部品の摩耗で開閉時に空回りをして3本の昇降コードに捻れが生じます。このまま使っていると羽の昇降に抵抗がかかり、結果的にストッパー部分が壊れてしまうケースです。
買い替えは簡単ですが、ブラインドは嵩張るため、捨てるのに役所に粗大ゴミの手続きがあり、回収の指定日があるなど面倒です。致命的な壊れ方をしていない場合は、修理をしてみるのもいいかもしれません。
マルチポールタイプ:空回りの修理
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ブラインドのヘッドボックス本体とマルチコントロールポールの繋ぎは、本体から出ているコードが通っているプラスチックのバイプ状の箇所に挿す構造になっています。本来は本体側の差し込む箇所にスリットに入る素材がプラスチック細長い突起があるのですが、長い間にポール側のスリットの入った金属パイプで突起が削れてしまい、そのうち空回りをしてしまいます。
上でも書きましたが、中を通っている3本のコードが捻れてしまい、ブラインド羽の昇降ができなくなってしまいます。
右のイラストは本体と接続している左写真の赤丸部分の下に出ているマルチポール部分の内部の構造です。先ほども上で書きましたがプラスチック突起が削れて無くなってしまたのが空回りをしてしまった原因です。
空回りしない様に狭くするためにこの金属パイプ部分を潰したり、狭くしたりと試して見ましたが結局はダメでした。エポキシ系の接着剤で固定することも考えましたが、溢れてしまうと固着して使えなくなってしまいます。こんなことは避けたいので、別の方法を考えて見ました。
右上のイラストにあります様に、スリットの両端をほんのわずが内側に曲げてあげることにより、どちらの回転でも食い込む様になりました。曲げの部分が大きいと差し込み部分のパイプに入らなくなってしまいますので折り曲げは1mm程度にしてください。また歪みがある場合は真円に近い状態にしないと狭い隙間に入ってくてません。普通の状態でも差し込む箇所の隙間はほとんどありません。これをつまみながら「グッ!」と差し込みます(かなり力が入ります)。入らない場合は曲げ方を微調整します。指先の力がかなり要しますが、ちょっと無理な程度で差し込むと空回りはほどんどなくなりました。(耐久性は定かではありませんが、3ヶ月を超えて使用してもしっかり作動しています)
追記:使用してから10年を越えると、ブラインドの樹脂パーツが劣化してきます。この時は重要な箇所が壊れる可能性があります。この症状が出始めたら交換の時期が迫っている目安となります。
ポール抜けの修理/マルチポールタイプ
画像はクリックで拡大出来ます。
機能ポールは経年劣化で紐をロックする部分が破損し、上記の1.2mm程度のステンレス針金でCの字にストッパーを固定し、ベースの緩んだ回転部分の抜け、空回りにはエポキシ接着剤での固定が有効(写真−上) ポールタイプは、操作も楽だし見た目もスッキリしています。しかし壊ヘッドボックスとかなり面倒になります。 写真のブラインドは3代目ですが、ブラインドは長いので廃棄するときが面倒なので修理することにしました。写真にありますように、このタイプはポール部分が本体に差し込む形になっています。
マルチポール 故障する迄の症状
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- 経年で空
回りしてまずポールを回転しても、開閉が効かなくなる。
- 思う様に羽の開閉ができないので必要以上にポールを回す為に、コードにヨレが出来る。
- コードのヨレにより操作ポール内部で開閉時に引っ掛かる。
- 本体を開閉するときにポール部分が抜ける
- そのうちにポール部分のコードストッパーの固定枠(上イラストの赤の部品)が割れる
- 故障する
マルチポール 修理に必要な物
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- 1.2mmステンレス針金
- 小型のペンチや先細ロッキングプライヤー
- ポールの固定に2液性接着剤
- 本体とポールの接続部分の固定
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マルチポール 修理のポイント
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- 写真の緑部分の固定
- 本体とポールの接続部分の固定
- コードストッパー固定用部品をステンレス針金によって確実に固定出来るサイズに作成する。
- ポール稼動部にC型の金具がピッタリ付く様に穴の位置を決め、2mmほどの深さで両側に穴開けをする
- C型の金具をカシメる。完全にストッパーが固定しているのを確認し終了
!!修理の注意点!!
※コードストッパーのつまみ部分は円筒形なので、穴開けは滑りやすいのでケガの無い様にご注意!!
本体とポールの接続部分の接着剤を必要以上に付けるとポールが回転しなくなりますのでご注意ください。以上で修理は終わりです。
この時期のブラインドは、樹脂製品を多用しています。このおかげで、経年劣化で樹脂素材がボロボロになる場合があります。この様な場合はもう手の付けようがありません。残念な事ですが、ブラインド本体の交換になってしまいます。
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