IROIROtitle


このページは個人的に感じた事を書いているページです。燃費などの数値は運転で変わりますのでご了承ください。

2016プリウス上質になったインテリア

2016プリウス リンク: 2012年の先代との比較 上質なインテリア 進化した乗り心地 向上した燃費 全く変わった夜の顔
人気ページコンテンツへ移動
     
     

    ボディサイズ変更による乗車感  トップへ

 2016年のZVW51プリウスは、大幅にデザインが変更になりました。これがインテリアや乗車感に影響しています。特に全高が20mm低くなり、ヒップポイントが59mmも下がりしました。乗車時には一段低い感じがすぐわかります。しかし、カウル部分も62mm下げれられていてワイパーが見えなくなったので視界は非常に良好です。ワイパーの一部は車幅の間隔の目安となっていましたが、新型は、ウィンドウ中央に小さな黒い三角マークがあるのでこれが代わりに利用出来ます。
 ZVW30プリウスではルーフトップ部分が後席に下げられ、後席のヘッドクリアランスが増えました。しかし、前席はちょっと腰を上げたりするとたまに髪などが触れることもありました。今回の2016年のZVW51はルーフトップが前にきたため、頭上からフロントウィンドウのルーフ部分はかなり空間が出来か圧迫感がなくなりました。しかし後席は相変わらず29mmのままでやや圧迫感があります。

    インテリア・デザイン  トップへ

 ZVW51プリウスで、内装もかなり変更になりました。ZVW30はインパネは特徴的なデザインで発売当初は未来的なものでした。しかし内装のダッシュボードやドアパネルの素材は、プラスチックが多用されチープな感じがしました。
 ハンドル周りにも手が加えられました。ZVW30ではハンドルの中心部は大きなパッドがありましたが、新型では小型化され白いパーツの加飾がされています。AとSグレードは新素材の合成皮革が使われています。


展示されていた2016PRIUS(ZVW51)Sのインパネでシフトパネルはオリジナルの白でトレーは黒、ナビは7インチ装着

 2016年にモデルチェンジされ、ZVW51になって内装の素材がレザー風のしっとりした感触のものに変わりました。左右のドアからインパネにつながるラインは、曲線で包まれているようなデザインとなっています。スタートスイッチは右側に移されました。サイドミラーのスイッチドアパネルに移動され、全く形状が変わりました。

シフトレバーはナビの下に移されました。シフトパネルベースの色は上の写真のような白でしたが、一体感を増すために黒に変更してあります。シフトノブが少し長くなっているので、遠いと感じていたのが解消されました。ピアノブラックのナビ周りはホコリが目立ち増すので帯電防止加工が欲しいところです。
 最初は抵抗のあったトレーですが、延長線上のコンソールボックスと境にシガーソケットがありますのでスマホや携帯電話を充電するには、USB変換プラグなどを付けてあれば、トレイに置いて充電ができます。この時は、オプションの本革トレイがあると安定し傷が付きません。



PRIUS Aのインパネで、シフト&パネルは黒に交換、白トレーに滑り止めにレザー追加、ナビは9インチ装着。

    2016PRIUSで変わったもの/運転席(前席)を比べてみる  トップへ

 スポーツカーの様に車高が低くなったプリウスですが、先代と比較してみましょう。運転性能が上がり、乗車感も飛躍的に向上したZVW51プリウスですが、先代から乗り換えてみて気になる所がいくつかありました。
上の写真は先代と現行の運転席を比較したものです。2012年プリウスGと2016プリウスAの運転席です。同クラスとなります。2016PRIUS Aグレードでは電動シートが廃止されました。そのコストを他に充てています。
別物になってしまいましたので、比較は難しいですが兎に角、内装の質感が非常に上がっています。先代の内装(内張)はプラスチック製でしたが、新モデルは触り心地も良い皮風の上質な仕上がりになっています。

 シートは、座り心地は更に良くなり現行のもの文句の一つもない仕上りとなっています。先代のGでは8ウェイ電動シートで細部の調整まで出来ましたので、気に入っていました。今回のAグレードでは電動が廃止され6ウェイになってしまいました。頻繁にドライバーが交代する人は別として、セッティングは余り動かさないので問題はないと思います。さらに細かな調整が出来、どうしてもパワーシートという方はAプレミアムの選択肢となります。
 低重心の為にさらに下がったシートですが、着座位置が6cm弱も下がっていて先代のつもりで腰掛けると、落ちるように着座してしまいます。着座で感じた低さと同じように、シートから出るときもハンドル等に手を添えしまいます。車外に出る時には、立ち上がるときには支えがあると出やすいと思います。一般の乗用車からの乗り換えでは、慣れるまでしばらく高さの差を感じてしまうと思います。「低重心の低いシート=一般セダンのようには乗りやすくない」と感じました。高齢の方を乗せるなどがある場合は実際試乗して確認が必要と思われます。

    新しくなったハンドルと変わった収納スペース  トップへ

 ハンドルは先代のGグレードでは本革でしたが、今回寒暖にも影響されにくい素材が採用されました。手のひらが乾き気味の筆者で恐らく滑ると思い込んでいました。しかししばらく走っていると段々手に馴染んできました。この『熱くならなく、冷たくなりにくい新素材』は気温が10℃を切る3月でも全くハンドルの冷たさを感じることはありませんでした。縫い目の凹凸が大きめなのでゴツゴツした感じはありますが、操舵には特に不満はありませんでした。Aグレードにも採用されたのには納得いたしました。

【少なくなった収納部】
ZVX51納車時に積もうと思っていた、ZVW30に載せてあった物が入らなくなりました。

  1. 助手席前の上段のグローブボクスの廃止
  2. リアゲート内の荷室フロアーの下の収納スペース(デッキアンダーボックス)の廃止
  3. カップホルダーの変わりに無くなった、シフト手前のフタ付きドリンクホルダー
 使い慣れれば、余計なものを置かなくて済みますが、今まで収納してあった非常時に使う『三角表示板』も収まらなくなってしまい、結局荷室の奥の方に「むき出し」で入れてあります。小物などがある場合は、写真のようにツールボックスに収めるといいと思います。ということで上部の荷室は拡大されましたが、その分デッキアンダートレーにはスペースがなくなりました。

    荷室の床サイズはほぼ同じ  トップへ

 荷室の色は、比較的明るいグレーから濃いめのグレーになりました。これで多少は暗くはなるものの、汚れが目立たなり改善されたと思います。トノカバーもこれに合わせて濃いめのグレーに変更されています。
 荷室の容量は、旧型は446Lで新型は502Lとなっています。容量は56L近く多くなりました。 先代のZVW30では手前側が開く構造になっていました。しかし新型では床のほぼ全体が持ち上がるようになっています。
先代のプリウス30の防水のソフトマットを、新しいプリウスの荷室に敷き詰めてみました。前後長はほぼ同じサイズで、タイヤハウス辺りは多少隙間が空くものの、開口部近くは両側が余ってしまい少し迫り上がってしまいました。 写真のようにデッキアンダートレーには収納スペースはほぼ無くなりました。トレーとしての機能は殆ど無く、新型から事実上廃止になったと考えて良いかもしれません。床面はほぼ同じです。増えた56Lは荷室の床全体が110mm下がって容量を稼いでいます。しかし目隠し収納ができた、22Lの便利なデッキアンターボックスが無くなったのは残念なところです。

    デッキアンダートレー  トップへ

 パンク時に修理をする時には、応急タイヤ交換かパンク修理液の2択があります。この車両は、緊急パンク修理キット搭載車です。下の写真は、荷室のデッキアンダートレー下に格納されている工具です。
 この場所には、工具のほかにシートを倒して大きなものを運ぶ際に邪魔になるトノカバーの収納スペースがあります。また説明書には緊急三角表示板等収納とはありましたが、手持ちの三角表示板は長くで納まりませんでした。


    PRIUS PHV 2016発表  トップへ

 2016年3月下旬に発売開始されたプリウスZVW51のベースを利用した、PRIUS PHVが発表されました。発売は2016年の秋予定とのことです。性能的には、EV走行可能距離が26.4kmから60km以上に増加し、EV最高速度が100km/hから135km/hへと向上しています。
 バッテリーはこのことから、大きな容量を必要としています。ボディーはプリウスと基本的に同じ大きさと思われますので、広かった荷室はバッテリーに割かれてしまいっていて、床面がゲート口より77mmも迫り上がっています。結果的に2016プリウスのゴルフバッグ4つからこのPHVでは2つへと減ってしまっています。乗車人数も5名から4名へと変更されています。乗車数・荷室の容量では、このプリウスの優位性が際立っています。


 2016プリウス   1   2   3   4   5  次は・・向上した乗り心地 
CHS HomePage Handle Service Corp./ Maintained by A.Shiono  Since 20/Mar/2016 - Last Modefied 17/Apr./2020